恐怖心

何度もこの似たようなテーマを取り上げている気がする。

我が社の経営陣は怖い。

こんなに恐怖心を抱かせて、社員がまともに動けると思っているのだろうか・・・とよく思う。

ただ、この経営陣の意識は今後も変わることはないだろう。

そうであるならば、これに上手く対処していくしかないのだろう。

恐怖心は何が原因なのか・・・

ビジネス系YouTuberの方が話していた。

「自分の感覚で行くと、恐怖心を抱いたときには、1歩踏み込んで迎え撃つ・・・すると逃げて被弾するよりも、結果的に傷は浅くなる」

・・・言い回しは忘れてしまったが、確かこんなことを言っていた。

私はこの感覚、実はよく分かる。

長年、自分が感覚で思ってきたことを、言語化してもらった感じだ。

リスクがある時、怒られる時、恐怖を感じる時、ビジネスの中では様々なネガティブな感情が沸き起こることがある。

その時に、どのような態勢でそれらに立ち向かうべきなのかというのは、実はとても重要なことなのだ。

その時に、逃げ腰になって、攻撃を受けるのをただ待っていると、事態は悪化する一方となる。

なぜなら、敵は(敢えて敵というが)逃げ腰になった相手を、もっと追い詰めよう、追いかけようと容赦なく攻撃を強化してくる。

一方で、自分が与えようとしている恐怖に対して、返って立ち向かってくる相手だと、対等の立場として捉えられ、返って攻撃の手を緩めることになる傾向にある。

更に言えば、恐怖に対して立ち向かうということは、主導権を自分自身で持つことを意味する。

そうすると、状況を自分自身でコントロールできる割合が増えてくる。

恐怖心を迎撃するタイミングもこちらで図れるようになってくる。

話しをまとめると、恐怖心というのは、ただ待っているとそれは増長していくものなのだ。

逆に自分から率先して踏み込んで立ち向かっていくと、コントロールできる割合が増え、結果として、自分のストレスが減っていくのだ。

ただ・・・

言葉にするのは大変簡単。

問題はこのことを実践できるかどうかに掛かっている。

たいていの場合、ある種の覚悟ないもんだから、躊躇してしまう。

少しでも躊躇したらこの踏み込むことはできなくなり、結果として被害は大きくなる。

常にある種の覚悟を持ち、リスクには1歩踏み込んで迎え撃つ・・・

そんな技術が必要なのだ。

この技術を身に付けることができたとしたら、もっと楽に、もっと成長しながら、楽しい会社員生活を送ることができるだろう。

しかしそれができなかったとしても、それもまた自分の実力ということで・・・