完全なるショート

新しい上司がやってきて数日・・・

次々と指摘される正論に私は完全にショートしている。

何でこんなことやっているの?

結局これの繰り返し・・・

何でこんなことやっているの?と言われれば、これまでやってきたことを積み重ねて来たというだけだ。

しかし、その指摘は至極正論だ。

何でこんなことやっているの?と言われれば、結局答えようがない。

全てが言い訳になるからだ。

ただ1個だけ・・・言えないけど、言いたいことが。

この組織はそんなに柔軟な組織じゃないということ・・・

いや、柔軟な方法が1つある。

経営陣に強制力を持って指示されたことに対しては、非常に柔軟性のある対応をみんながする。

そして、経営陣以外の人間が指示すれば、非常に強固な姿勢を指し示される。

特に、ITリテラシーに難のある社員にとって、私達情報システム部門は目の敵。

もちろん助けたときはお礼を言われるが、こちらが新しい何かを提案しようものなら、木っ端みじんにされるのはこっちのほうだ。

だから、お願いだから、とにかく1個でいいから自分で組織を変えるようなことをやってみてよ・・・と思ってしまう。

もちろん、そんなことするために招聘された人材ではないから、そんなことに力を使うわけがないというのは分かってはいるのだけど、でもそれでも思ってしまうのだ。

何か試して、この組織の隅々までの柔軟性を確認して欲しいと・・・

なかなかそんな権力もなく、実行力もなく、実力もなかった私のせいであるのはその通りなのだが、割とこの会社の情報システム部門は大変な思いをしてやってきているのだ。

結局は言い訳なのだが・・・

ま~、そうは言っても、この会社のITリテラシーをこんな状態にしてしまったのは、間違いなくこの私。

つまりこの私は何を言われても致し方ない存在。

しばらくは、黙って言うことを聞いておくしかないのだろう。

そして、しばらくは何をされても反撃しない方がよいのだろう。

そうこうしているうちに、色々なオーダーも来るだろうから、そのオーダーを1つ1つクリアしながら、実力をため込むしかない。

そして、ため込んだ実力で、この会社に残るもよし、この会社を去るもよしの実力を身に付けさせてもらう・・・それが目下の作戦というところだ。

とてもネガティブな姿勢だが、ここまで来てしまったらもうしょうがない。

ここからは、どこまで耐えられるか、我慢のしどころ・・・

これまでの経験値を総動員してこの難局を乗り切るしかないのだろう。