代理はどこまでやればいい

あるイベントがある。

経営陣肝入りのイベントで、かなり力を入れいているものだ。

そのイベントを前に、リハーサルを実施。

1日かけて行うイベントのリハーサルで、同じく1日かけて行う。

そんな中、そのイベントを取り仕切っている中心人物が体調を崩す。

どうするんだろう・・・と思って見てたら、何とその代理を私に依頼してきた。

いったいどうなるんだろう・・・?

私は何も関わっていない

突っ込みどころはたくさんある。

そもそも私はこのイベントの運営に、これまで何も関わってはいなかった。

このイベントを一緒に手伝ってくれる業者との打ち合わせも一切出席したことがない。

それなのに、代理を頼まれる。

これがそもそも変な話し・・・

まずは、体調を崩した中心人物の部署の人間が、代理になるべきだろう。

そしてその人物が、中心人物との仲介、イベント本番までの間に情報共有、その役割を引き受けるべき。

急な話しなので、この調整を行っているかは不明。

こんな状況が確認できる中で話しが振ってきたのだ。

その部署にあった体制の問題を、私が被るのは筋違い。

そう思ってしまったのが本音のところ。

ただ、このことを、頼んできた体調を崩した中心人物にそのまま言うのは辛い話か・・・

いや、今後のためにも言っておくべきか・・・

タイミングを見て・・・

今の会社の状況を象徴している出来事

今の会社は属人化で仕事が進んでいる。

そのため、代理を立てる余裕はない。

いや、上の人間、特に経営陣は口では言う。

「属人化のない状況にしてください!」

「会社が止まらないようにしてください!」

・・・言うことは言う。

しかし、相談や妥協は一切してくれない。

属人化しない、代理を常に準備できる組織というのはそれ相応の準備が必要になるのだ。

マニュアルやOJT、皆それぞれ、そんなに簡単な仕事をしているわけではない。

基本的に自分の代わりは存在しない。

同じ人間のスペックを作り出す、余裕はないのだ。

しかし、経営陣にはそのことが理解できない。

自分達がやれと言えば、いつの間にか、そんな組織になっていると思っている。

愚の骨頂と言えばそれまでのこと・・・

そして、今回のようなイベントで、失敗しようものなら怒り狂うだろう。

今回の中心人物はかなりの責任を追及されるだろう。

なぜこの時期に体調を崩したんだと・・・

そんなこと言われても、そこを二重化できるよう、常日頃から、社員のことを気遣って、業務過多に陥らないように気を遣うのが経営陣の役割なのではないだろうか・・・

ま~、何を言っても始まらないけど、代理を頼まれた以上、何らかの仕事をはやるつもり。

完璧にやるつもりはない。

そこまでの労力を今からは割けない。

そんな準備もしていない。

まずは、何をやればいいのか、話しを聞く。

できるところまでやる。

それしかないか・・・

ま~、上手く行かなければ上手く行かないで致し方ない。

それが今の我が社の実力なのだから・・・