スキルと人間力はワンセット①

最近あちこちで、思うことがある。
何かのスキルを身に付けることと、人間力はワンセットにしておかないと、まずいんじゃないのかと・・・
スキルを上げても・・・
これからの時代、何らかのスキルを身に付けて、自分自身を成長させ続けるということは、必須だと考える。
ま~、別にそんなことをしなくても、今の時代の日本で在れば、何とか生活することはできるかもしれないが、やはりある程度の選択肢や自由、生活水準のレベルを上げたければ、自分の価値を上げ続けなければいけないわけで、それには、努力して自分自身を成長させ続けることが重要だろう。
ただ一方で、こんなことを思う機会も出てきた。
どんなにスキルを身に付けて行っても、それに合わせたレベルの人間力を身に付けなければ、余計に駄目になってしまうのではないかと・・・
ここでは2つの例を上げて説明したい。
開発スキルは高いけど、人間力が低いプログラマー
あるあるの話し過ぎて、逆に今どきこんな人材がいるのかと思ってしまうのだが・・・
開発のスキルは高い・・・でもエンドユーザーのことを考えることができず、寄り添った提案ができないもしくは、通訳となる窓口の営業やプロジェクトマネージャーがいなければ、エンドユーザーに不快な思いをさせてしまう、プログラマー。
ま~、こちらからすると、プログラムができるって、すごいことだと思っている。
今の時代、増え続ける仕事に対応するためには、会社として人を増やすか、機械にやらせるか・・・大きくはこの2つに分類される。
でも人なんて簡単に増やせない。
それならば、プログラムスキルの高い人に、いかに自動化してもらうか、効率の良いデータの収集・アウトプットのセットになったシステムを開発してもらうか・・・これに掛かっている。
でも多くの場合、エンドユーザーはどうしてよいか分からない。
そもそも、自分達のニーズを自分達で把握していない。
だからこそ、スキルの高い開発者、プログラマーに、エンドユーザーが楽に、そして生産効率を上げた何かを作ってもらいたいのだけど・・・エンドユーザーの気持ちを理解してもらえないと、
「え?何を言っているのか分からないんですけど・・・」
馬鹿にされて終わる。
そして、開発段階まで進めることができず、そのプログラマー自身では高いスキルを持つにもかかわらず、仕事をもらうことができない。
やはりどの層の仕事をしているITエンジニアにとっても、エンドユーザーに寄り添うための人間力は必要不可欠なのだ。
もう少し悪いことを言ってしまうと、スキルとが高くて人間力がないと、スキルがない人間よりも悪く見えてしまう。
エンドユーザーからすると、馬鹿にされているように感じるからだ。
せっかく膨大な時間を使ってITスキルを身に付けたのであれば、それを評価してもらう環境に自分の身を置けた方が良いに決まっている。
そしてその環境を用意する努力も併せて行うことが、ITスキルの高い人間にとっては必要なのだと思う。
次回は2例目・・・
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