モチベーションを折られた時は・・・

一生懸命仕事をやっている事に対して、

「それ、何か意味あるんですか?」

・・・絶対に言ってはいけない言葉だと思う。

いや、そういう風に思うことだってままある。

でも、その言葉を受けた人は、果たしてその後、どんな心境に陥るのか?

そこまで考えた上で、言わなければいけないことだと思う。

最悪、その人のやる気を復活させることが、できなくなる可能性がある。

言わなければ行けな時はあるけれど・・・

もちろん、上司として、そのニュアンスのことを、部下に言わなければいけないシチュエーションだってあるわけだ。

でも、その時は、言葉は変えるし、どう言えば分かってくれるか、考え尽くして伝えるだろう。

または、日頃からそいうことを言い合える関係性を作っておく。

これが案外重要で(・・・というより人間関係はこれに尽きる)、この人の言葉は素直に受け入れる・・・そんな関係性を、日頃から相手と作っておくことが、重要だ。

そんな関係性を作っておけば、ざっくばらんなやり取りもできるし、回りくどい言い方もしなくてよい。

でも、これを分かっていない人間がいる。

それが今の経営陣なんだけれど・・・

伝え方がとにかく下手・・・

経営陣はきっと、自分のキャパの限界を超えて仕事をしているのだろう。

だから、神は細部に宿る・・・なんて言葉を知ってはいるだろうけど、実際それが、できない。

細部って何?

例えば、自分がこんなことを言ったら、

①相手はこんな気持ちになるだろう(例:落ち込むだろう)

②落ち込んで仕事をしたら、この人はMaxの7割の力になるだろう

③そうなると、会社に影響が出てしまうから、こんな伝え方は止めておいた方がよいだろう。

④自分はそこまでかみ砕く余裕がないから、伝え方の上手い、誰かにこの伝言はお願いしよう。

・・・これは一例だが、こんなことを考えることができない。

考えることもできないし、権力だけどんどん強くなって行くから、勉強する機会がない。

結果、思ったことをそのまま口にして相手のやる気をなくす。

モチベーションを下げておいて、そして結果を求める。

「何でできないんですか?」

こんなこと言われることなんてしょっちゅうだが、呆れてものも言えない。

だってあなたが率先してやる気をそいでいて、その人の能力を奪っているからですよ・・・言いたくても言えないが、結局そういうことなのだ。

反面教師

ただ、この経営陣の人間の扱い方も見ようによっては勉強になる。

反面教師として・・・

自分はああなったら、この会社では終わりだな・・・と思う。

だって、私には権力がない。

人間のことを勉強し続けないと、この会社では生き残れない。

それを、自分自身よく知っている。

人のモチベーションを折ると、厄介なことになるのだ。

そのフォローは経営陣と違って、自分自身で行わなければいけないのだから・・・

ま~、経営陣にとっては、この先永久に分からない、大切なことを、私自身は気付きました・・・ということで。