歩留まりについて考える

経営陣から様々な課題・要望が言い渡され始め2週間。

1つ1つが未知のものばかりで、いったいどんな成果物を提出すればよいのか、事業所をどんな状況に持って行けばよいのか・・・

考えても分からないことばかり・・・

どんどんタスクが溜まって、自分のところで歩留まりが起きている。

これらの課題を解決するために、自分はどんな動きをすればよいのか・・・

改めて整理してみる。

そもそも知識不足

そもそも、これらを判断するのに、私は会社の動きを認識していない。

会社がどんな商品を持っていて、どんな方法で販売しているのか、どんな集客方法をとっているのか・・・そしてこれにデジタル機器・デジタルツールがどのように絡んでいるのか。

私はデジタル機器・デジタルツールを断片的にしか見ていなかったから、会社から見てとか、俯瞰して見るとか、さっぱりできないことに今更気付いた。

これまで自分が疑いもせずに積み重ねて来たキャリアにはかなりがっかりだった。

そもそもこれまでは・・・

ま~そもそもこれまでは、

パソコンが壊れました・・・とか

新しい機器が入ったから設定して・・・とか

スマホを持つことになったからフォローして・・・とか

・・・etc

超絶受け身の大量の仕事を、淡々とこなしていれば、漏れなく評価されてきた。

ところが、今現在においては違う。

ルール変更

ルールがまるで変わってしまった。

情報システム部門とはいえ、会社の売上に貢献する動きをしないと、あっという間に評価は地に落ちる。

・・・いや、むしろ情報システム部門にいるからか。

会社のビジョンを理解し、それに合わせて動いている各部署の動きや情報発信の内容を確認し、それに照らし合わせて自分の仕事を調整する。

普通のビジネスマンならごくごく当たり前なのであろうこの動き、私はこの年齢になるまで怠ってきた。

情報システム部門という、ある意味会社のブラックボックスに隠れて・・・

誰も情報システム部門の真実を知らない。

もちろん、涙ぐましい努力の末に確立したポジションではあるが、誰にも自分の仕事を理解されないため、ある意味、サンクチュアリでもあった。

誰にも侵されることのない絶対領域。

それはそれで辛さもあったが、ある意味、自分のポジションを確定した、勝ちゲームのぬるま湯に浸っていたとも言える。

そして、このタイミングでルール変更。

自分も会社が利益を生み出す仕組みの歯車の一部になることになったのだ。

・・・会社の歯車になるなんて、当たり前の話しだけど。

問題は・・・

ただここで問題がひとつ。

これまでは頑張れば自分1人で解ける問題、もしくは誰に頼れば解けるかすぐに自分で分かっている問題がほとんどだった。

他人から見れば一見大変そうでも、実はそこまで大変ではない仕事が多かった。

ところがこれからは、自分1人の力で解決できないばかりか、誰の力を借りれば解決するかも分からない。そもそも、力を借りれる人がほとんどいない(みんな疲弊しているから・・・)

この状況で打開策を考えなければならない。

だから上手く行かない。

結果、自分のところで、大量の歩留まりが発生している。

これはしっかり対応しなければならない。

何せ、私に指示を出しているのは経営陣。

私の人事権を持っているのだ。

それでは、そもそもどうやって歩留まりを解決すればよいのか・・・

その考えは明日、話してみたい。