会社が本気でテレワークを目指し始めた

このコロナ禍の中、我が社でも本格的なテレワーク導入を考え始めた。
毎日毎日、コロナのニュースが流され続け、身近な人でもコロナ陽性者・濃厚接触者になってしまったという情報が飛び交っていれば、焦らない経営者はいないだろう。
経営者は、社員の安全を守りながら、売り上げも上げて行かなくてはいけない。
この無理ゲーとも思われる状況でも、経営者は必死に情報をかき集め、その情報をもとに死に物狂いで考えながら、様々な手段を講じていく。
会社への出社率を少しでも下げるためのテレワークの推進、それに伴い会社内のソーシャルディスタンスを保った席の配置、機器の設置・・・
テレワークを導入するにあたり、社内SEに任される課題は多い。
正直に言うと、自分自身パンク寸前・・・
この状況を俯瞰して見るため、どのように解決するか、そして自分に掛かるストレスをどのように軽減させていくかを考えてみた。
全部自分でやらない
確かにテレワークを行おうとすると、社内SEのやることはたくさんある。
ひとつひとつ上げて行けばキリがない。
そこで、気付いた。
あ~、こりゃ自分のひとりの力で全部やるのは不可能だ。
だったら他の社員の力を利用しよう・・・
経営者層の指示は私に来る、でも1人で全部やれとは言われてない
私は社内SEだから、パソコン関連の指示は経営者層から直接、私に来ることがある。
今回もテレワークのIT関連の部分の課題解決は真っすぐ私のところに来た。
納期も作業ボリュームもいっぱいだ。
ところで、常々経営者層からも言われているし、自分自身で思っていることがある。
IT関連で何か課題が発生したとき、多くの社員はその解決方法や進め方が分からない。
だからその解決の仕方、進め方を教えてあげれば、そっから先はある程度は自分達で解決していける。
社内SEである私の役割は、最初の一歩を進めるためのきっかけを作ること・・・この部分のみに注力すればいい。
今回のように緊急的に進めていかなければいけない案件の際は、1~10まで懇切丁寧に教えている余裕はない。
だから、自分しかできない仕事、自分以外の人でもできる仕事に分けることが第一歩。
そして、自分以外の人でもできる仕事については、他の人の力を利用する。
面倒な繰り返し作業や、電話対応、問い合わせのフォロー・・・そういったものは、他の部署でできそうな人を探しておいて、その上司や本人に言葉を選びながらお願いする。
「緊急事態なので、力を貸して欲しいんです。あなたしかいないんです・・・」
・・・と。
緊急事態の際は役に立ちたいと思っている人がいる
緊急事態の際、何かの役に立ちたいと思っているけど、何をすればいいのか分からない人が結構いる。
だから、そういう人ができる仕事を準備する能力も必要だ。
要はどれだけ、仕事を分散させることができるか・・・これに掛かっている。
そもそもITリテラシーなんて部署なんて関係なく、ある程度高い人、中ぐらいの人、低い人、千差万別。
でも例えITリテラシーの低い人だって、要は使いようだ。
パソコン取り出して箱を潰す・・・
これだって立派な仕事の一部分。
要はどれだけこの仕事を快く引き受けてもらえるか・・・だ。
仕事を抱え込んで心を壊すことのないように・・・
社内SEは、案件・課題によっては、ひとりで全部やろうとすると、必ず潰れる。
それはストレスで下手すれば心が壊れることと同意。
心が壊れる状況にだけはなってはいけない。
自分ひとりで抱え込むことはない。
そしていざというとき、分散した仕事を引き受けてくれる人を作っておくこと、そういう人間関係も、日頃から構築しておく必要があるのである。
我が社のテレワークが軌道に乗るいつになるか・・・今のところゴールが見えない。
その間、自分で抱え込まず、出来る限り他の社員の方の力を借りながら進めていきたい。
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