人事異動の季節

やはり・・・大きな人事異動があった。
今回目立ったのは、やはり降格が多かったこと・・・
以前から話しているように、実力主義、年功序列、年配者の給与引き下げ(若年層の給与引き上げ)といったことが、次々と実施された。
そしてかくいう私は、現状維持だった。
これからが厄介
自分はの地位は何とか確保・・・ほっとしたいところだが、安心ばかりもしていられない。
まさか、この人が・・・!
・・・という人まで降格している。
本当に大丈夫なんだろうか・・・と思ってしまうことの連続。
何が心配なのかというと・・・
結局、これまで主要なポジションを占めていた人たちがその場から強制退場させられ、変わって若手のメンバーが抜擢された。
これで組織がスムーズに動けばよいのだが、きっとそうはならないと思う。
なぜなら、過酷な仕打ちを受けた人たちが、案外この会社の仕組みや動かし方のノウハウを持っているいるからだ。
ただでさえ、過酷な仕打ちを受けた人たちが、自分の地位を乗っ取った後輩の面倒を、しっかりちゃんと見てくれるだろうか・・・
大変なのは抜擢された若手スタッフ
これまでであれば、考えられないような人事。
見る人が見れば下克上・・・
昨日の部下が今日の上司・・・
こんな表現がしっくり来る。
会社として、経営陣としては、ここから若い力をMaxに引き出し、突っ走って行きたいところだろう。
ただいかんせん、この若手の人達にはこの会社特有のノウハウがない。
また、歴史も知らない。
そのため、どうしても、そのポジションにいた年配者たちのノウハウをあやかりたいところ。
でもそんなに簡単にあやかれるだろうか?
その方々の知識を引き出すには、相当上手くやらなければならないはずだ。
これまではただ上の人の言うこと(年齢も含め)を聞いていればよかったのに、今度は年齢が上で、地位が下の人達に聞いたり指示したりしなければいけない立場なわけだ。
これは結構難しい話だろう・・・
一方、年配者の方々は・・・
こちらはこちらで・・・こんな仕打ち受けるくらいなら!
・・・となってもおかしくない。
何せ、この会社をこれまで支えて来たという自負がその人達にもあるだろう。
それが、年齢がかさんだというだけで、あっさりその功績を無にされては、面白いはずがない。
これからは言われたことだけ、区切ってやる。
余計なことはやらない。
聞かれても、そんなの自分で調べなさい。
・・・こんな状況に陥るのではないか。
結果として、モチベーションの観点から、一時的には、会社全体の力が落ちるような気がする。
それもまた致し方のないこと・・・
ただ、これまでの歴史でも、こういう世代交代は行われてきたのだろう。
今回は若干強引過ぎたきらいはあるが、逆にこれくらい強引にやらないと、先に進まないのかもしれない。
そのため、経営陣のこの判断は10年先、20年先を見据えれば、きっと間違ってはいないのだろう。
ただ1つ、年配者方の配慮が欠けたことが、会社にとって、そして私自身にとっても、どのような影響がでるものなのか・・・
しばらくの間、息を殺して様子をみることにしたい。
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