会社の決断によって明かされた自分自身の心の奥底

正直、今の会社の要求をクリアするのはなかなかに難しい。

会社には会社の事情があり、経営陣には経営陣の事情があるのだろう。

自分が経営者の立場になったら、今の経営陣の方々のように、強制力を発揮してやらせることはできないだろう。

それくらい、嫌われても構わないという覚悟を持って、組織を改革しようとしている。

自分にはできない。

すごいな~と思うし、これからの時代には会社や社員を守るためには必要なことなのだろう。

ただ・・・

だからと言って、自分がその変化にすぐに適応できるかというと、どうもそうではないらしい・・・

自分自身を過大評価していた

はっきり言って、最近の自分はどちらかというと、今回経営陣が考えている実力主義とか、年功序列・終身雇用の事実上の廃止などには賛成派だった。

なんでこの人が、こんなポジションにいるのだろう・・・?

と思うことなんてしょっちゅうあった。

口には出さないが軽蔑していた。

実力主義だったら、この人よりも会社に貢献していて、給与もよいはずなのに・・・

そんなことを自分自身思っていた。

ところが・・・

いざ経営陣が、

「これからは実力主義です。給料欲しかったら、出世してください。」

と、始まると、途端に拒否反応を起こした。

あ~、自分って、結局こういう感情を持っているんだ・・・と、知らしめられた。

心がとても乱れた。

自分自身はこの会社の中であれば、実力で評価され、やっていける自信があると勘違いしていた。

がっかりしたけど、よかったのかも

ま~、自分自身にがっかりした。

これからは変化の時代だ、成長なくして生き残れない、実力主義だ・・・そんなことを心の中で叫んではいても、結局現実を突き詰められると、自分なんてこんなものだったのだ。

苛立って、怖くなった。

情けないことこの上ない。

ただ・・・

逆に言えば、そのような感情が今、自分の心の奥底にあることに、今の段階で気づけたのは大きかった。

気づきがあれば、対策を打てる。

もしこれが、5年後の自分に起こっていたとしたら、もっと辛い状況に陥っていただろう。

その時に、自分自身の心の奥底に抱える感情が表面化しても、手遅れの可能性が高い。

だから、今、気づけたということは、自分自身にとって、とても良かったのだ。

これからは対策を考えればいい

苛立って、怖くなったのはなぜだろう・・・?

〇今の会社にいれば安泰だと心のどこかで思っていたのに裏切られたから

〇今、この会社を放り出されたら、やって行く自信がないから

〇世の中で通用するスキルを身に付けていないから

〇今の会社での貢献度を自分自身が過大評価していたから

・・・etc

もっとあるだろうが、結局のところ、自分を過大評価していた割に、この会社を放り出されたら、やっていけないと、自分自身、心のどこかで思っていたのだろう。

だから、こんなことを急に会社から言われると、苛立って怖くなってしまうのだ。

では、この苛立ちや恐怖を、どのようにして乗り越えればよいのだろう・・・?

きっと、

〇自分は会社にどれだけ貢献できるかを、経営陣に知らしめる

〇会社から放り出されたとしても、やっているけるだけのスキル(自分自身で稼ぐ力)を持っておくこと

この2つをやっておけば、この苛立ちと恐怖は間違いなくなくなる。

何せ、1番怖いのは、収入が途絶えること・・・

この会社から不要とされたら、今の私は収入が一気に途絶えるのだ。

そのことの対策が自分自身で取れていれば、特に恐れることはない。

その対策を取ることが、結果的には会社で働いてもよし、放り出されても大丈夫という、選択肢を持つことになる。

選択肢がなくなった人間は辛い。

その対策を、改めて考えて、そして持っておくこと。

あまり時間はないが、これからどうすればよいか、もっと考えて毎日を過ごしていきたい。