社員のITリテラシーを高めるために社内エバンジェリストになるには・・・

昨日まで、社員のITリテラシーを向上させるために、自分なりの考えをアウトプットしてきた。
まとまりは全くないが、出したアイデアをまとめていけば、最終的には1つの形になるだろう。
そんな中、自分自身の真の役割はいったい何になるのだろう・・・と考えるようになった。
そんなことが頭に浮かんでいる中で最近出会った言葉が”エバンジェリスト”・・・
自分がなりたい者って、きっとこれなんだろうな・・・と思った。
エバンジェリストとは?
1984年にApple社が初めて作った役職とのこと。
そんな古くからこんな概念があるとは思わなかった。
自分なりの言葉でまとめると・・・
専門性の極みにあるIT技術は、実際に使う現場の方たちに理解してもらうのに大変な労力が掛かる。
IT技術を生みだした人たちは、IT技術に関してはとてつもない知識・スキルを持っているが、それを、現場の人に説明する技量が欠けている。
そのため、現場の方々にそのIT技術を分かりやすくかみ砕いて説明できる人材・・・
それが”エバンジェリスト”だ。
なるほど、自分がやりたかったことってまさにこれだと思った。
別に講演をやりたいとか、そんな大それたことではない。
社内の一般社員の方々に、IT技術を必要に応じてかみ砕いて説明する・・・それが、結果として社員のITリテラシー向上につながるのだと思う。
1点補足
ここで1点補足・・・
IT技術を新たに生み出す、作り出す人が、一般の社員の方々に分かりやすく説明する技量がない・・・これについては、当たり前だと思っている。
そんなかみ砕いて説明できるような、能力獲得に時間を使っていたら、肝心の最先端の技術を生み出すことに時間を割けない。
その人たちにはその人たちにしかできない仕事があって、それを追い求めることに時間・労力を使ったほうが、総合的にみて価値がある。
でもその人たちが生み出した技術を、そのままでは世の中に広めることができないから、IT技術者と社内で言えば一般社員の方々を、仲介する役割の人間が必要となる。
この役割を担うのがエバンジェリストなのだ。
昔から思っていたこと
以前、話したことがあるが、今の世の中に、決定的に不足しているな・・・という役割がある。
それは、「IT技術の仲介人」・・・
これは至る場面で感じてきたことだ。
〇ITベンダーの担当者の話しは、とにかく難しい
〇携帯電話を乗り換える時、携帯ショップの人の話しを分かりやすくまとめてくれたり、データ移行を手伝ってくれる人が見つからない
〇パソコンを買い替える時、パソコンショップの人の話しを、分かりやすく説明したり、パソコン設定・データ移行を、最初から最後まで面倒見てくれる人がいない。
・・・etc
様々な場面で、IT技術の仲介人がいればいいのに・・・と思った。
現実的な仲介人がいるにはいるが・・・
ただ、現実的に仲介人となってしまっている人達がいる。
それが社内SEだ。
会社勤めの人にとって、IT機器に詳しい人=情報システム部門の人間(社内SE)。
身近な存在として、個人のIT機器で何かあった際、あまりにも仲介人が見当たらず、結局社内の人脈のみを利用した、お手軽な情報システム部門の人間を頼ってしまうのである。
情報システム部門の人間は、その依頼を受けるには、業務時間内外問わず、自分の時間と労力を使わなければならない。
そんな負担を受けている情報システム部門の人間は、恐らく見えないだけで、世界中にいるはずだ。
そんな中で知った、エバンジェリストの存在・・・
できればその存在を、会社の中でもはっきり見える肩書にして、IT技術の仲介人としての地位を確立できればいいと思う。
IT担当者教育を通して見えてきた、もうひとつの目標、目的・・・
〇社内のITリテラシーを20%アップさせる、そのためのIT担当者の教育
〇エバンジェリストという地位の確立
この2つを今の会社で成し遂げてみたい。
明日はエバンジェリストの必要性について話してみたい。
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