DX時代の人材の育て方⑧・・・各部署、各事業所に1人、IT担当を置いた際のフォローの仕方、オンライン会議の利用

昨日の続き・・・

それでは具体的に、IT担当者の方々に、どうやって私の思いを伝え、どうやって私のお願いを聞いてもらえるようになるまで持って行けばよいのか・・・

まずはオンライン会議を利用する

理想としては・・・

1人1人と対面で、自分の思いや経験、会社がこうなって欲しい景色を伝えたいところだ。

もしくは1人対5人程度で対面のコミュニケーションの場を設けたいところ。

やはり信頼関係を構築するには、対面でのコミュニケーションに時間を割くのが1番だ。

だが、このコロナ禍において、対面での長時間のコミュニケーションは難しい。

そのため、ここはオンラインを利用する。

本来、信頼関係を構築することを目的としたコミュニケーションの場合、オンラインが不向きであるのは間違いない。

ただ、オンラインの会議、打ち合わせも結局は使い方次第だ。

IT担当者になる人だって、決してそれに特化できる環境が整っているわけではなく、自分の仕事も抱えている、言わば兼業状態だ。

本社に一同に集まって会議をします・・・というのでは、負担も大きいだろう。

その点、オンラインであれば、少なくとも移動時間は必要ないし、例えば15分だけとか、隙間時間でちょっと打ち合わせや情報共有・・・ということも可能である。

長時間1回限りのコミュニケーションより短時間で何度も行うコミュニケーション

正直、対面でのコミュニケーションとはいえ、1回限りのコミュニケーションでは、恐らく信頼関係を築くことはできない。

むしろ長時間になってしまったら、ダレて、無意味なものになる可能性がある。

その意味では、物理的にも時間拘束的にも難しい、対面コミュニケーションよりも、10分・15分のオンラインのコミュニケーションを繰り返すほうが、効果的とも言える。

ただ、もちろん長時間のコミュニケーションというのも必要になるケースがある。

プロジェクト系やスキトラ系など、説明が必要になる場合は、長時間の拘束が必要になる。

その長時間コミュニケーションが必要となる前に、できる限りの短時間コミュニケーションを繰り返し、信頼関係を築いた状態で、必要な長時間コミュニケーションを利用する・・・という流れを作りたい。

対面でのコミュニケーションは必要ないのか・・・

もう1点、対面でのコミュニケーションが不必要と言っているわけではない。

やはり、信頼関係を深く築くためには、どうしても対面でのコミュニケーションが必要不可欠だ。

これもまた使い方だ。

オンラインでのコミュニケーションが増える一方の中、だからこそ、対面でのコミュニケーションを取れる機会があれば、その機会はとても重要なものとなる。

オンラインとオフライン(対面)、やはり双方にとって受け取れる情報は格段に違ってくる。

・表情

・仕草

・雰囲気

・・・などなど

オンラインは7掛けの情報しか入ってこないと思う。

それが丸々100%の情報が入ってくるのだ。

もちろん、オフラインでのコミュニケーションを生かすにはそれ相応の準備と経験が必要だが、それさえも、オンラインと併用することで、コミュニケーションの土台作りは一気通貫なのだ。

オンライン会議でも最大6人程度

またオンライン会議の利用についても1点、注意したいところがある。

今、IT担当者を部署・事業所全てに1人置いた場合、全部で数十人規模の人数になる。

オンライン会議であればこの人数、いっぺんに行うことは可能・・・

ただし、人数が多ければ多いほど、1人1人が受け取れる情報は薄くなって行く。

やはり、オンラインとはいえ、コミュニケーションを取るときは最大6人程度の会議にしたいと思う。

その人数までであれば、自分から発言する機会も作れるし、また発言しやすい状況を作り出すことも可能である。

10人を超えると、圧を感じてしまうだろう。

新しくIT担当になった方々は、オンライン会議に慣れていない方もいるだろうから、最初は6人程度で行うことができれば、操作が不慣れでもフォロー可能だ。

またこの人数であれば、私の思いも密度濃く伝えることが可能だろう。

明日は、最初にIT担当者に伝えたいことをまとめてみたい。