幸運だったパソコン入替作業時期

以前の記事で、昨年10月下旬から今年1月中旬の2か月半で、パソコン入替500台のプロジェクトについて色々と書いた。

プロジェクトが決まった瞬間も、プロジェクト進行中も、なんていう過酷で悲劇的なプロジェクト何だと思い続けながら作業を続けた。

しかも自分はプレイングマネージャー・・・作業もして統率もする。

自分ってなんて不幸なんだろうと思い続けていたものだ。

ただ・・・今、振り返ってみると、何という幸運な時期だったのだと思い知らされる。

今、プロジェクトの真っ最中だったら・・・

幸運だった理由はもちろん、オミクロン株の現在の状況を鑑みてのもの・・・

考えてみれば、昨年8月~9月は新型コロナウィルス感染拡大の真っただ中。

オリンピックが終わった後あたりから、感染者数が日に日に増え、毎日予断を許さない状況だった。

そんな時に、パソコン入替で事業所巡りをしていたら、そりゃ~白い目で見られただろう。

あんた、こんな時期に、何ウロチョロしてんだよ・・・と。

かと言って、今この時期にプロジェクト真っただ中だったら、それこそ、あんた何やってんだよ・・・と思いっきり白い目で見られ続けただろう。

ましてや、自分がコロナ感染、濃厚接触者にでもなったら、事業所訪問は当然できないし、自覚症状なく回るようなことになっていたら、自分がコロナウィルスをバラまきまくる張本人だ。

誰かが感染したり、濃厚接触者になったら、いくらでも慰めたり、大丈夫だよ、気にしないで・・・と言うだろうが、いざ自分自身がそんな状況に陥ったら、気にしまくって立ち直ることは不可能だろう。

超幸運だった2か月半・・・

パソコン入替をやってみて、思ったことがある。

こりゃ~、一般の社員じゃ、作業できない。

いや、正確にはすごく時間を掛ければ、できなくはない。

例えば、

①パソコンのデータを遠隔操作でどっかにバックアップを取る

②パソコンの物理的な入替作業を現地の方にやってもらう

③遠隔操作のソフトを自力で入れてもらう

④遠隔操作でパソコンのデータ戻し、初期設定を行う

・・・こんな手順を500回繰り返せば、そりゃ~いつかは終わるだろう。

そして、それをやるには1年の月日が必要だろう。

だから、ある程度のスキルを持った人間達が、超短期決戦で解決することが、1番効率もよくプロジェクトを完了させる手段だったのは間違いない。

期限は2か月半で地獄かと思ったが、結果的にその空白の2か月半しか、コロナウィルス達は待ってくれなかった。

そしてコロナウィルス達が休んでいるその瞬間に、パソコン入替500台を終わらせた自分達のことを、もっと評価していいし、周囲からの評価もされていいんじゃないかな・・・と思う。

自分で忘れていたくらいだから、誰も褒めてはくれないけど・・・

一見、無謀で何度も挫折しかけたこのプロジェクト、それでも必ず終わらせるという覚悟で取り組んだ姿を、神様は見てくれていたのかもしれない。

この間だけは、コロナ蔓延は勘弁してやろう・・・と。

結局のところ、自分は不幸だと思えば不幸になるし、自分はラッキーだと思えばそれだけで幸せになれる・・・要は心の持ちようなのだ。