チームまとめる力

チームをまとめる力は、リーダーやマネージャーのポジションにいる人材ならば誰しもが欲しいと願うもの。

しかしこの力はいったいどのようにして身に付けて行けばよいのか・・・

私自身も思考錯誤の毎日だ。

取りこぼさない

簡単に言うと、脱落者を出さないことに注力している、私は・・・

チームで何かに取り組むとき、必ずそのチームについて行けないメンバーが出て来る。

それは、能力がが足りない、スキルが足りない、知識が足りないといったスペック的な問題もあれば、乗り遅れたり、会話に入っていけなかったりするメンバーのことだ。

そのメンバーをどのようにして取りこぼさないか・・・

しかもさりげなく・・・

割と難しいことで誰しもができるものではない。

私もこれについては、できる時とできない時ががある。

かなり集中して周囲を見回し続けても、やはり取りこぼしてしまうメンバーは出てくるものだ。

また、対面で話し合っている時は取りこぼさなかったとしても、これがオンラインやメールなどのテキストレベルのやり取りになった時に取りこぼしを発生させることがある。

特にメールやLINEでのやり取りだと、相手の顔は見えないし、反応してくれるメンバーにしか返事を返さない。

結局、ついてこれないメンバーを見逃すことになる。

対面の時間をいかに重要視するか

コロナ感染リスクが発生してから2年、この間、対面によるコミュニケーションの機会は激減した。

代わりに、オンラインによるコミュニケーションの機会が激増した。

これはトレードオフの関係ではない。

コミュニケーションの総量は、お手軽なオンラインの登場により、増大したのだ。

何せ、オンラインは移動時間がない。

その移動時間分がそのままオンライン会議という名の下で、会議時間に入れ替わったのだ。

こんなに会議が好きな会社だったのに、それ以上に会議時間が増えてしまった印象だ。

しかし会議が増えてもオンラインはオンライン。

対面とはやはり勝手が違う。

オンラインは対面に比べて認知できる情報が7割程度。

後の3割は何か・・・

表情や仕草、全体感、会議の雰囲気、会議の流れ・・・そういった言葉や数値化できない情報が激減しているため、人の感情を読み取ることが難しくなったのだ。

それによって、チームワークを維持することが困難になってきた。

中途半端な関係性の人間同士がオンライン会議を行うと、まかり間違うとチームワークを余計に悪くする。

オンライン会議を重ねれば重ねるほどだ。

コミュニケーションが下手な人はなおさらその傾向は増えていく。

チームをまとめる力は、かつてないほど重要になってきている。

なぜなら1人でできることが限られてきているからだ。

だから会社はチームをまとめたりマネージメントできる人材を探す。

そしてその人材は、必ずしもポジション的に上にいる人間ではない。

チームをマネージメントできる人材は、ポジションには左右されない。

ポジションが上でもマネージメントができない人材は山ほどいる。

自分はそんな人材にならないように、気をつけなければならない。

できるだけ多くのチームで経験を積むことだ。

そして、練習するのだ、チームをまとめることを。

練習すれば上手くなる。

小さい時に誰でも習ったこの言葉を、今一度思い出して実行するのだ。