リハーサル後のアウトプット

リハーサルというものがある。

例えばあるイベントの本番をトレースし、本番さながらの動きをして練習したり課題を浮き彫りにしたりするものだ。

本番の緊張感はない代わりに、ここではたくさんの情報を取得しなくてはいけない。

本番で上手く行くための情報をできるだけ抽出することだ。

リハーサルが終わった直後は疲れ果てる。

しかし、リハーサルで大事なのは、終わった直後に何を残すかということで・・・

リハーサルで出た情報は速やかにアウトプットする

リハーサル直後は疲れ果てる。

しかしここでもうひと踏ん張り、大切な仕事が残っている。

それは、このリハーサルで得た情報をアウトプットしておくということだ。

上手く行ったこと、いかなかったこと、分からなかったこと、調整が必要なこと、決めたいこと・・・

これらリハーサル中に得た情報をそのままアウトプットすること。

それも1人の情報ではない。

リハーサルは何人もの人間が、色々な役割を演じ、都度情報は更新されていく。

その情報はリハーサル中には1人では吸収しくることはできない。

だから、リハーサルが終わった後、アウトプットをするのだ。

そしてそれに対して、全員が確認し、決めるべきことを決め、確認するべきことを確認する。

これが、リハーサルを行った中で得ることができる、生きた情報となるのだ。

アウトプットの場を作る重要性

ただ、それでは、メンバーはどこに情報をため込めばいいのだろう?

それは、分かり易いアウトプットの場を作るということだ。

基本的に、リハーサルメンバーはただ駆り出されたという人たちがほとんどだ。

だから、指示をされないと動けない。

そこで、あなたたちが知り得る情報をこの場所に溜め込んでね・・・とお願いする。

たったそれだけ・・・

後は、情報が溜まるのを待って、それを利用する。

話し合いに使ったり、情報共有に使ったり・・・

リハーサルというのは練習も大事だが、復習して本番に生かすというのも、重要なことなのだ。

何のためにリハーサルをやるのか・・・

それは本番で上手くいくために行うのだ。

それが目的、リハーサルはその目的を達成するための手段でしかない。

その手段を積み重ねて目的を達成する。

だからその手段の1つのリハーサルは、意味のあるものにする必要がある。

その意味のあるものにするためには、やはり復習の場を設けるということは重要なのだ。

それが、自分の役割ではなかったとしても、関わった以上はそこまで考える必要がある。

できれば1人1人がそこまで考えられるようになることが、理想的なのだ。