炎上案件のカットオーバー

以前話したが今、炎上案件が進んでいる。

そしていよいよ、カットオーバーの時を迎えようとしている。

炎上案件に関わる辛さ

分かっている、関わると自分自身が傷つくのが・・・

ただ、もう関わらないといけないポジションにいる。

関わったら最後、自分自身が傷だらけになることが分かっていたから、出来る限り避けて来た。

だから、情報量も案外少ない。

分かっているのは、このまま行けば、色々な人が大混乱に陥るということ。

しかし、経営陣は頑としてプロジェクトの延期を認めない。

これを進めないのは機会損失だろう・・・と。

今の経営陣は利益の追求に対する執念はすさまじい。

ま~それは当たり前。

しかし、その利益を追求するには、それ相応の代償が伴うということについては、至って無頓着。

それは、経営陣としては、当たり前のことではないのだ。

何せ、この代償を誰が支払うのかと言えば、それは全て下の者たちだ。

自分達は責任は私にあるとかなんとか、口では言うが、その行動が伴っていない。

失敗したら全ての責任をこの案件に関わった私達関係者に押し付けて、犯人探しが始まるだろう。

こうなること、分かっているのだ、私達だって。

最後の最後は自分たちが何とかしなければならないことを・・・

だから、関わりたくなかったのだ、この案件に。

覚悟

前も話したし、またか・・・となるが、この案件に関わるのであれば、ある種の覚悟が必要になる。

そして、立ち回りや対応に失敗したら自分自身が壊れることは分かっている。

だからそのリスクは極力減らす必要がある。

・・・であるならば、この案件に自分から立ち向かっていった方が、自分自身の被害は少ない。

それは自分自身にとっても周りの人の自分自身に対する評価という意味でも。

こいつは最前線に立っている。

責任を持って、自分から火中の栗を拾いに行っている・・・その姿勢を見せるのだ。

全てを自分事の振りをして、事に当たるのだ。

本当は自分自身でも分かっている。

これって、どう考えて私のせいじゃない・・・って。

いや、私のせいもあるかもしれないし、事実あるだろうが、本当の心の奥底では、巻き込まれた自分は被害者で、自分に責任はないと思っている。

でも、自分自身に嘘をついて、炎上案件に立ち向かう。

能動的に動いた方が、心のダメージは少ない。

だから、受け身ではなく、自分で動きに行く。

そうすることが、炎上案件においても、心が壊れないで済む、方法なのだ。

自分自身を守るために、能動的に動いて行く。