みんなそれぞれ考えて生きている②

前回の続き・・・

自分と他の誰かとは考え方が違って当たり前。

しかし心に余裕がないと、その考えに至ることができない。

そのため、心の余裕は常に持っておくことが大切で、

そして、常に相手の立場に立って考える必要があるのだが・・・

なぜ相手の立場に立って考える必要があるのだろう?

常に相手の立場に立って考えるって、思いの外、難しい。

何せ、こっちはエスパーじゃないんだ。

相手の気持ちなんて、1~100まで理解できっこない。

でも、10くらいは理解していないと、一緒に仕事をするのは難しい。

いや・・・人によっては20だったり、50だったり・・・

中には、その人が何を考えているのか、さっぱり分からないという人もいるだろう。

自分の思いを隠す名人だっているわけだ。

でも、大切なのは、常にこの人、何考えているのか・・・?ということを自分自身が考える癖を持っておくことは重要だ。

なぜなら、毎回毎回考え続けることが、相手の思考を理解する精度を上げる、唯一の方法だからだ。

相手の考えが分かれば、一緒に仕事をしやすいのは間違いない。

だから、相手の立場に立って、考え続けることが重要なのだ。

その人の置かれている状況を想定すること

その人の心は完璧に分からなくても、その人が置かれている状況は、気を付けて見ていると、案外分かってくる。

その人ばかりを見ているのではなく、その人を取り巻く環境から、その人が何を思っているのかを、想定することは重要だ。

むしろ、そのほうが、その人が何を思っているのか、見えてくることが多いだろう。

今の自分の会社を見れば、恵まれた環境に囲まれて仕事をしている人を探すほうが難しい。

それくらいみんな過酷な環境下で労働をしている。

それこそ、大変ですね・・・と簡単に声を出してしまうくらいに。

みんなそれぞれ考えて生きている

基本、私は自分だけがよければいいと思って生きている。

自分が1番大事で、他の人は自分の次だ。

もちろん、誰かによって、順位はあるが、あくまで自分が1番上。

ただ、きっと、それは他の人たちもそうなんだと思う。

自分が思っていることは、たいてい相手も思っていることなのだ。

そして、自分だけが考えて生きているのではなく、自分の仕事仲間、職場にいる人達だって、色々考えて生きているのだ。

今よりも、自分をもっと良い状況にしたい。

そうしたい一心で、必死に考えているのだ。

それは、

もっとお金が欲しかったり、

もっと休みが欲しかったり、

もっと楽な仕事をしたいと思ったり、

もっと成長したいと思ったり、

もっと楽しい人と仕事をしたいと思ったり、

もっと家族と楽しい時間を過ごしたいと思ったり、

もっと出世したいと思ったり、

・・・etc

人の数だけ考え方があって、生き方なんてそれぞれなのだ。

だから私はそのことを、常に考えながら他の人達と一緒に仕事をしなければならない。

私だけが追い込まれているわけではない。

他の皆だって追い込まれているのだ。

だから、私のお願いをスルーされたり、拒否反応を起こされたりするのだ。

ま~、今の会社の状況を見れば、人にお願いするなんてのは、なかなかできない。

細心の注意を払いながらお願いし、引き受けてもらえたらラッキーくらいに思っておければ間違いない。

自分は自分、人は人、他の人の考えを変えることはできないから、自分の考えを変えていくしかないのだ。

そうやって、折り合いをつけながら、今は仕事を進めていく必要があるのだ。