人を無能扱いするのは簡単だが・・・

今の経営陣は採用に力を入れている。
自分の会社に若手をどんどん入れて、会社の活性化、未来の準備をしているのだろう。
しかし、どんなに採用活動を頑張ったとしても、今のやり方ではどんどん人材は流出するだろう。
なぜなら人材を大切にしないからだ。
穴のあいたバケツに水を入れている
今の状況を簡単に言うと、穴のあいたバケツにせっせと水を注いでいるみたいなものだ。
どうなるか・・・
そう、バケツに水は溜まらない。
水を入れるにはお金も労力も必要になるから、どんどん会社は疲弊する。
プラス、新しい水はフレッシュだ。
つまり、今の会社を運営するノウハウの持たない人材で徐々に埋め尽くされていくということだ。
中身のスッカスカの人材ばかりいる会社になって、いずれ会社は危機的状況を迎えるだろう。
こんなこと言っている私自身、レベルの低い人間だが、今の経営陣の人間を扱うレベルも、私と似たり寄ったりのレベルということだ。
社員が大切と表立って言ってるが・・・
経営陣は人が大切と事あるごとに言う。
まるで説得力がないことに自分達自身が気付いていない。
特に側近はボロボロにされている。
私も危うく近づき過ぎて、ボロボロにされかかったことがある。
今の経営陣にはつかず離れずが1番よいのだ。
今の経営陣は自分達に言葉の破壊力に気付いていない。
そして、側近をボロボロに扱うということは、その側近だって自分達の下の人間をボロボロに扱うことになる。
それって、少し考えれば当たり前のことだ。
人は、自分が扱われたように、他人を扱う・・・普通ならね。
そのことに気付いていれば、側近をぞんざいに扱うことがやがて会社の人材が流出することを理解できるはずだ。
この会社の経営陣は優秀だ。
だから部下が全員、無能に見える。
そして、なんでできないんだと詰めまくる。
そりゃ~、無能なんだから、そもそもあんたらの要求に応えられないよ・・・
そしてその無能な人間に、次から次へと課題・要望を突き付ける。
そりゃ~できるわけないよ・・・
人を無能扱いするのって、実はとても簡単だ。
駄目なことをどんどん指摘するのって、能力なんて必要ないのだ。
だって、駄目なことは見ただけですぐに見えて来る。
逆に人の良さに関しては、その人を良く見ないといけない。
だって、人の良さは、駄目なところに比べて、すぐに分からないから・・・
だから、人の良さを探して、ここはいい、でもここは駄目だからもっと頑張って・・・
言い方には気をつけないといけないのだ。
人を導くのは難しい。
しかし、経営陣はその能力を身に付けておかないと、人材流出に歯止めがかからない。
今の会社は、穴のあいたバケツに水を注いでいる状況なのだ。
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