時間を作って貯金する

仕事をしていると、常に自分を忙しくしていないとサボっているように、自分自身が思ってしまうことがある。

しかし、忙しくない時ほど、やらなければならないことがあるはず。

いや、むしろ、その忙しくない時間を作り出して、様々な準備や貯金をしておくことが、自分のため、ひいては会社のためになるのだと、最近思い始めた。

想定すること

情報システム部門にいると、日々様々な障害やトラブルが発生する。

また、問題・課題を解決するための相談が山のようにやってくる。

実はこれらが発生すると、とても忙しくなる。

忙しくなると、自分は仕事をしている・・・という気になってしまうもの。

ただここで本来重要なのは、障害やトラブルを起こさない仕組みを予め考えて手を打っておくこと、または問題・課題の相談が来た時には、すぐに自分の引き出しから解決方法を出す状態に常日頃から準備しておくこと・・・このことを意識して時間や自分の労力を使っておいた方が、よっぽど重要であるということだ。

そのため、忙しい自分でいるのは、格好いいとか頼られているとかではなく、普段から準備不足であったり、勉強する時間を確保できていないということなのだ。

これらについて、予め手を打ってくということは、想定できる力が必要だ。

様々な経験や会社を取り巻く環境から、近い将来、こういうことが起きるだろう・・・それなら今のうちに自分はこういう能力を身に付けておいた方がよいだろう、こういうデータを収集しておいたほうがよいだろう・・・

このように自分自身で日頃から準備しておくことによって、様々な突発的な何かにすぐに対応できるようになる。

もしくはその突発的なことが起こらないように、自分自身でコントロールすることができるようになる。

そうなってくると、ただ忙しいだけで、実は本質の部分を解決しなくては意味のない行動を繰り返してしまうことに繋がる。

それって、ただ自分を忙しくしているだけ、トラブルシューターになっているだけで、会社からしたら、無能な人間、ただ考えなしに場当たり的な対応をしているだけの人間であるということなのだ。

このような人材になってはいけない。

忙しいなら、自分で時間を作り出すためにはどんな行動を取らなくてはいけないのか、自分の部署はどんな準備をしなくてはいけないのか、そして部下にどんな指示を出して、日頃から作業をさせなければならないのか・・・あらゆることを考えて、自分と自分の部署の時間を作り出す努力をしておくのだ。

経営陣が勉強好きで世の中の動きに会社を無理やり合わせようとしている。

勉強していない社員は経営陣の指示や変化に対応できない。

それって当たり前のこと・・・日々の業務で自分を忙しくしていると対応することはできない。

だから自分の時間は自分で作り出す。

そういう環境を考えて作り出しておく。

今、目の前の業務だけでいっぱいいっぱいの自分を作り出すようなことをしてはいけない時代なのだ。

最近になって気付いたお話しだ。