仕事を振れない中間管理職はいずれ破綻する

この仕事は自分しかできない・・・
そのプライドを持つことは、自分自身の存在を確認するためには必要なことだと思う。
ただ、この仕事は自分しかできない、だから他の人に仕事はお願いできない・・・
もしそんなことを思っている中間管理職がいたとすれば、それはいずれ破綻する。
会社も部署も、そして自分自身も・・・
自分の部下の力を引き出せない
仕事というのは、できないことをできるようになった時、1番力が付くことになる。
誰でもできる仕事を延々と続けている社員がいるとしたら、いずれその仕事は外注やアルバイトに割り振られ、社員は居場所をなくすだろう。
そんな状況を会社も上司も決して作ってはいけない。
確かに、この仕事はこの部下にはできないだろう・・・と思う瞬間は多々あるだろう。
ただ、それって当たり前のことなのだ。
何せ、部下っていうのは上司よりも仕事ができないのだ。
だから、給料も権限も上司と部下では差が出て来る。
もし仕事が同じくらいできたとしたら、給料も権限も同じにしかならないはず・・・
しかし、上司はずーっと同じ仕事をやっているわけにはいかない。
自分の後釜を考える、育てる、そのために部下のスキルをアップさせる、つまり仕事をどんどんできるように、成長させることを常に考える必要がある。
だから、上司の仕事は作業ではない。
自分の配下にいる部下に目標の利益や運用をさせながら、なおかつ、部下を成長させることだ。
もしこの作業が部下を成長させることにつながらないと思えば、上司がその作業を引き受けて、部下を成長させる仕事をやらせる・・・という判断が必要になるケースもあるだろう。
だから1番まずい上司、中間管理職というのは、こいつには無理、こいつは使えないと決めつけて、決まり切った仕事以外させない環境を、継続して準備し続けている者たちだ。
そのような環境しか準備できない上司、中間管理職は、最終的に不幸な結果を招くことになる。
部署が破綻するか、自分が破綻するか・・・
そんな結末が見えている人が、社内にいる。
可哀そうだがアドバイスのしようがない
私の考えを話したところで、その人には届かないと思う。
なぜなら、積み重ねてきたものも違うし、あきらかに会社に全ての時間を吸い取られている人だから・・・
本を読んだり、Youtube見たり、人と話して知識を吸収してそれを応用することを考えたり・・・
私もそんな日々を送っている。
そして、そんな知識を身に付けて状況に応じて使おうとしても、上手く行かないことがほとんどだ。
でも、今の状況を変えたかったら、マネージメントスキルを身に付けることは必須条件だ。
そのことに気づけない人に、何を言っても届かない。
このまま見て見ぬふりでいってよいのか・・・
自分も自分のことで手一杯・・・
ただ、本当にその人が破綻した時、寝覚めが悪いか・・・
ちょっと迷いどころだ。
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