炎上案件を進めるには

評論家にならないために・・・と昨日話したが、では炎上案件ってそもそもどいう風にしてゴールを目指せばよいのだろう?

はっきり言葉にすること

1番に思いついたのは、できないことはできないと、言葉に出して言うこと。

どんな場面であろうとも。

特に、経営陣との会議の際は、言葉に出して、できないと言うべきだ。

ま~、ただできないと言えば、それはそれで無能なので、必ず代替案も提示する。

つまり、はっきりその場で言うことは、

今のままではできない。無理です。

でも、この部分を妥協してもらえれば、実現できます。

・・・という持って行き方か。

では妥協してもうら部分とはいったいなんだろう?

妥協の種類は様々

ここで言う妥協とは、経営陣に飲んでもらう条件と言い換えてもいい。

では、具体的にはどんなことが妥協案となるのか・・・

思いつくままにあげてみる。

〇人材を増やす(コストが圧倒的に上がる)

〇プロジェクトメンバーの抱えている業務を分散させる。そしてその受け皿となる人材を経営陣が考える

〇プロジェクトメンバーが抱えている業務を見直し、優先順位の低い仕事を消去する。

〇外部業者にお金を払って、助けてもらう

〇期限・猶予をもらう

〇プロジェクト期間中は新しい仕事をプロジェクトメンバーに振らない

・・・etc

パッと思いつくとこんなところ。

そして、これらは、現在の経営陣が全くできていないことだ。

それはある種の覚悟が必要なこと。

何せ、今までやっていたことを、やらなくするのだ。

売上にどんな影響が出るかが分からない。

一方で、ただただ足し算で業務を増やして行くだけなのであれば、誰でも経営者になれる。

だって、気になることを手あたり次第に全て100%社員に指示してやらせればいいだけなのだから・・・

それなら、どんな無能でも経営者になれる。

業務の引き算は経営陣しかできない。

自分が持っている人材リソースを、どこにどれだけ当て嵌めて会社が回るようにしていくか・・・それを考え実行できるのは経営陣の他にはいないのだ。

経営陣には、覚悟を持って妥協することを覚えて欲しい。

では、社員はどんな覚悟を持てばよいのか・・・

それについては次回お話しする。