給与見直しに思うこと④・・・副業規定はどうなるの?

会社が副業を原則禁止にしているのには、当然意図があるのだろう。

本業に全力を、コミットをしてもらうには、副業が足かせになると思ってのことだと思う。

確かに社員全体を見ても、本業と副業を最初からバランス良く行えそうな、器用な人材は少ないと思う。

それも練習次第・・・

もちろん、副業をやることにより、本業に影響があるのはよくないことだ。

それは認めると・・・

でも、こちらもプライベートを削って本業に力を注いでいる期間が非常に多い。

プライベートを削ってまで得られる報酬は正直少ない。

これだったら、残業なしで定時で上がりたい。

そもそも、定時以降にも普通にオーダーが来るし、始業開始前には既に仕事を始めているのが実態。

割と時間外でも会社に拘束されているのだ。

・・・であるならば、時間外の副業だけは認めてもらいたいものだ。

本業と副業の両立は少し時間が掛かるのは否めない。

何せ、2つ仕事をやることになるのだ。

ただ、それも最初の出だしの話し・・・

とてつもない努力は必要だが、やがて2つの仕事を普通にこなせる時が来るだろう。

2つの仕事をこなせるようになった時

ある程度の時間は必要となるが、この2つの仕事をこなせるようになった時、副業が本業の、本業が副業の、各々が役に立つ存在となり、どちらにも相乗効果をもたらすことになるだろう。

それは、どんな仕事でもあろうとも・・・だ。

できればストック型の副業がベストだが、時間を切り売りするフロー型の副業も、一定期間打ち込めば、本業に役立つ経験を色々と積むことができる。

私は常々、環境が人を育てると思っている。

温い環境に放り込まれれば成長スピードは遅くなるし、厳しい環境に放り込まれれば成長スピードは加速する。

ストック型だろうがフロー型だろうが、厳しい環境に身を置けば、自分を成長させることができる。

結果、今の激変する会社の中でも、ある意味俯瞰して、もしくは副業を通して身に付けたスキルを利用して、生き抜くのはより簡単になるだろう。

会社がそれを許さなければ

ただ、どうしても会社が副業を許さないケースもある。

ただその場合も、自分の身が危うくならない程度に、会社に副業解禁を訴え続けることは必要だろう。

会社としても、副業で身に付けたスキルを本業に還元してくれることは、本来歓迎のはず・・・

ただ、副業を解禁するには、様々なリスクを想定しなくてはいけないのだろう。

本業とのビジネスの重複、本業への支障、退職リスク・・・etc

会社としては、なかなか簡単に、副業OKと決断し辛いのかもしれない。

これからは、自分自身でこの会社をどう利用するべきなのか、それとも別の船に乗り換えるべきなのか、

様々なことを考えて仕事をしていく必要がある。

定期昇給、年功序列、終身雇用・・・私の会社はこの考えが終わったのだ。