人事に伴うモチベーション低下を防ぐ準備について

最近、社内の動きが慌ただしい。

人事異動の季節だからなのだが、どうも今回はただの人事異動という話しだけでは終わりそうにない。

どうも、自分の給与が落ちそうな・・・そんな影響がありそうだ。

噂話

私の耳に届いている情報には当然限界があるが、それでも、色々な情報が入ってくる。

もちろんどれもこれも正式な情報ではないから、憶測の域を出ることはないが、それでも入ってくる情報から推測すると・・・

ある一定の年齢から、毎年順調に、ほんのちょっぴりずつ上がっていた給与が、上がらなくなる。

これまでは、相当上の年齢からの措置だったわけだが、その年齢が急激に下げられるのだ。

もちろん、私もその年齢の枠内・・・

色々な情報を組み合わせた結果、最終的に私の給与は落ちそうなのだ。

それを聞いた時の正直なモチベーション

真っ逆さまだ・・・

それはないんじゃない?

正直思った。

そして、こんな感情になってしまう自分自身にもちょっとがっかり・・・

世間では、実力主義だの、年功序列廃止だの、終身雇用崩壊だの・・・様々な表現で謳われ始めてはいるし、その風潮には正直自分も賛成していた。

あきらかに自分より会社に貢献していない年配者が、自分より多くの給与をもらっている。

そんな思いが、間違いなく心の中にあり、実力主義であれば、自分はもっと給与をいただけるのではないかと、本気で思っていた。

自分だけは大丈夫、今の仕事ぶりなら必ず評価されている・・・と心のどこかで思っていたのだ。

しかしいざ、会社から、実力主義に移行します・・・と宣言されると、途端に今までの年功序列の世界にしがみつきたくなった。

要は自分の持っている仕事のスキルに自信がないのだろう。

私もどちらかと言えば、昔の日本の悪しき体質に守られている側の人間だったのだ。

なので・・・自分自身にがっかりだった。

どうすればいいのだろう?

会社の決定事項には従わざるを得ない。

給与を増やしたければ、出世するしかない。

そして出世するためには、会社が何を望んでいるのか理解して行動を起こし、自分を評価する上司の心証をよくし、己のビジネススキルを実践の中で磨き続け成長を続け、それを会社側に示し続けること・・・

それが、給与を増やす道なのだろう。

一旦書き出しておいて、日々の活動で、今、自分がやっていることは、給与を増やせる可能性があることなのか・・・と問い続けながら、仕事を続けるしかないだろう。

この会社にしがみつくのであれば・・・

また、もう2つ考えておかなければいけないことがある。

〇この会社に本当に見捨てられた時のこと

〇この会社を自分が見限った時のこと

〇この会社に本当に見捨てられた時のこと

今回の噂話で我に返ったが、自分がどんなに頑張っても、頑張らなくても、最終的に私の雇用は会社が判断することなのだ。

私に決定権はない。

だから私は、自分自身の貢献度を会社にプレゼンし続ける必要があるのだろう。

ただ、そのプレゼンがいつまでも上手く行くかというと、決してそうではない。

いずれ、自分のプレゼンが駄目になり、会社から見捨てられた時のことを考え、この会社にしがみつかなくてもよいだけの人材に、成長しておく必要がある。

いざ、この会社を放り出されたとき、この会社のみでしか通用しないビジネススキルだけでは全く意味がないのだ。

〇この会社を自分が見限った時のこと

以前、私はできればこの会社で一生働きたいと思っていた。

今の社内SEというポジションで・・・だ。

ただそれも、今の情勢だと怪しくなってきた。

いつまでも、今のポジションにいれるとは限らない。

それに、会社の無茶ぶりや自分が納得行かない指示についても、応え続けるにも限度がある。

その時は、自分からこの会社を見限る選択肢も持っておくべきだろう。

その際はきっと、会社のことは、恨んだり憎んだりするだろうが、会社にだって会社の事情はある。

会社にこちらの要望を一方的に望むことはできないだろう。

その時その時で会社だって事情が変わる。

こんな変化の激しい時代ならなおさらだろう。

このことを常に頭に置いておき、勤める会社、もしくは自分で稼ぐ力を選択する側で居続けるだけのビジネススキルを、磨き続ける必要がある。

そうしないと、自分の心が壊れるまで、今の会社にしがみつかざるを得なくなる。

これからの時代、自分の生活を充実させるために、会社を軽やかに飛び回ったり、自分で稼ぐことができるように・・・そんなことを考えながら、今の会社でスキルを磨き続けたい。

そしてそのスキルを磨く時間は・・・あまり残されていないのだ。