社内で一人歩きする横文字・その他の意味を知らしめるには・・・いったいどうすればいいのか?

昨日の続き・・・

〇ググって意味は出てきても、その意味を腹落ちさせることができない

〇対面での会話だったらググれない

〇ググっても出てこない、社内特有の言語

この3点の問題について、どのように解決していけばよいか・・・

私なりの解決方法を探してみた。

ググって意味は出てきても、その意味を腹落ちさせることができない

これは、あるある・・・

出てきた言語をググって意味を検索するが、そもそもの自分の基礎知識がなさ過ぎて、表示された意味を見ても全く理解できないのだ。

もちろん1個1個の言語を理解することはできるのだが、文章を読んで、”あ~こういうことか!”・・・と理解することができないのだ。

これってどうすればいいのだろう・・・?

そもそもこちらの最終目的とは、誰かの話した言葉の意味を理解することではない。

この人が何のためにこの言葉を使ったのか、背景まで考えて、組み合わせる必要がある。

そのため、誰かの話した言葉の意味というのは、ググるだけでは分からないケースもあるということを、理解しておく必要がある。

例えば、リテラシーという言葉がある。

経営者層が私に向かって、”もっと社員のリテラシーを上げないと!”と言えば、

これはITリテラシーのことを言っている。

でも経営者層が、経理部長に”もっと社員のリテラシーを上げないと!”と言えば、

これは金融リテラシーのことだろう。

このように同じ言葉・言語でも、コミュニケーションをとっている相手によって、意味合いは違ってくるし、また、その時に話している場面が、平常時なのか、災害時なのか、緊急時なのか・・・で変わってくる。

要は、話しの流れで出てきたこの言葉を、自分自身に腹落ちさせるまでがワンセット。

ググって意味を調べて終わり・・・ではなく、この人はなぜこの言葉を使い、この場面ではどんな意味をもっているのか・・・と常に考える必要がある。

逆にググって言葉の意味を理解できなくても、話しの流れで出てきた時のことを想定しながら、言葉の意味をググると、案外互いに補完しあって、理解できることも多々ある。

相手の言葉だけの情報で受け止めるだけでは足りない。

これには少し経験が必要なのだ。

対面での会話だったらググれない

ま~、これはあきらめるしかない。

たいてい、話しの流れで出てきた言葉を、いちいちストップして意味を説明してもらう・・・なんてことはよっぽどのことでない限りないことだ。

そのため、その場は聞き流すしかない。

ただ私がやっていることがある。

例えば、経営者層と話して、話し終わった後、必ず自分で思い返して、こんなことを言っていたな・・・と書き出すのだ。

もちろん意味の分からない言葉も含めそのまま書き出す。

そして、意味が分からない言葉であればググって確認。

今、話した内容の概要・結論は何だったのか・・・と振り返りの時間を持つ。

これは、話し終わった瞬間に始めないと意味がない。

何せ人間の脳は、覚えた瞬間から忘却が始まる。

忘却曲線によれば、1時間後、56%忘れてしまう。

つまり、大事な話しの後はなるべく、早めに復習し、できるだけ多くの情報を頭の中で整理したり、書き出して整理しておくことが重要だ。

その繰り返しが、やがて、色々な情報を使いこなす礎となる。

明日は最後のひとつ、ググっても出てこない、社内特有の言語についてお話しする。