情報はつなぎ合わせてこそ価値がある・・・これをできるようになるには② 情報加工について

昨日の続き・・・

集まった情報をどのように加工するか。

それには常に課題、解決を頭の中に置いておく必要がある。

自分の仕事で困ったり、何かの準備をしようとしていたり、誰かから相談を受けたり、時には新しい課題を経営者層から与えられたり・・・

そんな時は、自分自身で答えを探したり、誰かにアドバイスをしなくてはいけない。

それらの課題をクリアするには、情報を圧倒的にもっていることだけでは足りない。

むしろその情報をどのようにつなぎ合わせて加工してアウトプットするか・・・にかかっている。

情報をつなぎ合わせるとは・・・

例えば、上層部から課題を与えられたとする。

そしてその課題をクリアするにあたり、必要な情報を全て持っているという人はまずいない。

上層部だってそれは分かっている。

だから上層部は、何とかその課題をクリアできそうな人材にその課題を渡す。

ま~その人材に渡してしまえば、後はそいつ自身が何とかするだろう・・・という具合だ。

ま~何とかするだろう・・・という人材の動きはというと。

まず、その課題をクリアできそうな情報を、持っていそうな人に話を聞く。

次に・・・別の角度でその課題を見ることのできる人に話を聞く。

次にもっと別の角度でその課題をみることのできる人の話しを聞く。

次に・・・

そう、色々な人から、その人が持っている断片的な情報を少しずつ聞いて行くのだ。

そして、その断片的な情報を、自分の頭で組み立てる。

上層部から出された課題、そしてその背景を考えながら、自分の憶測・推測も交えながら組み立てて行く。

最後にA4用紙に情報をぎゅっとまとめれば、それはとてつもない価値を生み出す情報となる。

情報をつなぎ合わせるとは、ある意味資料作り

情報をつなぎ合わせて価値のあるものを生み出す・・・こんな言葉を使うと大げさで、これは資料作りと一緒。

上司からこんな感じの資料を作ってと言われた時、どこにどんなデータ・情報があるか調べそれを取り出す。

でもそのデータ・情報をただただ、羅列した何十枚ものを紙の資料を提出したって、そんな資料は上司にとってただゴミだろう。

だって、上司が求めているものは、A4サイズ1枚~2枚にまとめられた数値とそこから導き出される最小限のまとめの言葉。

そのまとめられた資料を3分で読んで、これからどうするべきか、どんな戦略を実施すべきかを、考えることに力を費やす。

情報をつなぎ合わせ価値のあるものを創り出すというのは、ある意味、ビジネスマンであれば、日常的にやっているものなのだ。

逆に、新人や中途の方は情報収集の時点で躓くだろう。

その情報収集方法については、これまで述べたように、社内で使える人材になることが近道なのだ。