情報はつなぎ合わせてこそ価値がある・・・これをできるようになるには① 情報収集できる人材になるには

情報をつなぎ合わせて価値を創り出す・・・少なくともこれを実現するには、情報収集できる人材でなければいけない。

では、社内で情報収集できる人材になるにはどうすればいいのだろうか・・・

会社で必要とされる絶対的なスキルを1つ持つ

1番いいのは、何かあった時、この要件であれば、この人に頼る・・・

そんな人材になることだ。

まずは、会社で必要とされるスキルを確認。

当然、情報システム部門であれば、IT技術で相談にのってあげられるような人材になること。

これについては、数百人いる会社であれば、トップ3に入る必要があるだろう。

それも、ただIT技術を身に付けるだけではいけない。

会社がフォローを必要とする、IT技術を見分ける必要がある。

もちろん、最先端の技術だろうと、使い古された技術、時代遅れな技術であったとしても、会社のためにはどれも必要なスキルとなる。

大事なのは、ただ、最先端の技術を追い求めることではなく、この会社が運用していくことに必要なIT技術を見極め、それをフォローできるスキルを身に付けることだ。

IT技術に限らないが、数百人規模の会社であれば、社内で100人に1人のスキルの持ち主になれば、相当価値がある。

何かあればこの人に・・・こんな存在になることを目指す必要がある。

スキルを身に付けた後、勘違いしない・・・嫌な奴にならないこと

例えば情報システム部門に所属すると、勘違いする存在が出て来る。

ITに関するフォローをし続けると、周囲からとかく感謝され続けることになる。

そうして、会社で役に立っている実感を持つことはとても重要。

ただここで、自分がいないと会社が回らないとか、自分はすごいとか、勘違いが始まるとおかしなことになる。

要は、周囲からすると嫌な奴になってしまうということ。

こうなると、この人にフォローを求めるくらいだったら、もっと違う人に聞こうとか、そのままにして解決しなくてもいいや・・・とそんな存在になってしまうと。

肝心の情報が入ってこなくなる。

情報が入ってこないどころか、こっちが必要な情報を聞き出そうとしても、こんな奴に教えるか・・・となってしまう。

結果として、情報が全く入ってこない人材で、いざと言う時、「この人、何も情報持っていないな・・・」

となり、あらゆる意味で評価が下がる。

困っている時フォローすると、信頼残高が高まりやすい

もう1つ、周囲の人間に対して、常に役に立ち続ける必要はない。

むしろ、普段何気ないときは、そんなに積極的にかかわらなくてもいいだろう。

そして、その人が困った時、フォローしてもらいたいときに、自分の時間と労力を一気に投入する。

そうすると、この人は信頼できる・・・と評価を得ることができ、信頼残高が高まりやすい。

信頼残高が溜まっていれば、当然情報は集まりやすい。

何かあれば相談されたり、必要な情報を確認したいときには聞きやすくなったり・・・

特に、色々な情報を持っている人たち、上層部や総務や秘書の方々など、困ったりフォローを要求された時は、かなりの力を投入する。

それが後々の、情報収集に役立てることとなる。

情報の集まりやすい人とはつまり・・・

結局、情報の集まりやすい人とは、周囲から

”強みを理解され何かあればこの人に頼ろう・・・そうすれば助けてもらえる。”

そんな評判を社内から得ることにある。

会社でトップクラスのスキルを身に付けても、それを周囲に理解されなければ相手にされない。

だから、スキルを身に付け、いざと言う時に周囲に理解される存在になること・・・それを目指すことがすなわち情報の集まりやすい人材となる。

明日は集まった情報をどうやって価値あるものに加工するか・・・

その辺りを話してみたい。