これからの時代に必要な人材とは②・・・ルーティンワークをしている人は徹底的な危機感を持つこと

現在、我が社の雇用形態、組織体制は完全なメンバーシップ型、今流行りに叫ばれているジョブ型とは真逆の状態・・・経営者層はジョブ型に移行従っているようだけど。

要は、人間に仕事をつけていくメンバーシップ型ではなく、仕事に人間をつけていくジョブ型を目指しているようだ。

だから、給料の支払いは、

この人にはいくら給料払います・・・

から

この仕事にいくら給料払います・・・

という形態に会社を変えて行きたい・・・こんな話しを風の噂で聞いた。

経営者層は勉強しているから、世の中の動きには敏感

我が社の経営者層はみんな優秀で、その上とてつもないボリュームの勉強をしている。

最初は私自身、机上の勉強ばっかりしてないで、もっと社内の現場を見てくれよ・・・と思ったものだが、だんだん経営者層の方々の役割が分かってきた。

世の中の勉強をしていないと、変化していく世の中に会社組織がついていけなくなる。

例えば、

〇世の中の人は現在どんなことにお金を使うようになっているのか

〇お金の支払い方法の移り変わり(クレジット、電子決済、仮想通貨・・・etc)

〇もはや同業界だけの知識では世の中の変化にはついて行けないから、他業界のことも学ばなければ

・・・etc

こんな、膨大で、その上日々アップデートしていく世の中の情報を逐一確認して、その情報を自分の会社に落とし込んでいく・・・この作業を繰り返すだけで、寝る時間もなくなるだろう。

何せ、経営者層が勉強を止めた時点で、会社は世の中の変化についていけなくなる。

それすなわち、この会社は世の中から不要とされ、

最後は倒産することが確定する。

ま~、社内の現場のことは、部長以下のメンバーだけでも、既に軌道に乗っていることをルーティン化させているだけだから、それほど勉強しなくても、やっていける、簡単な作業なのだろう。

※あくまで”0” → ”1”を作り出している経営者層からの見解だけど・・・現場の人には言えない。

こんな、日々勉強している経営者層が、これからはジョブ型だ・・・と考えているということは、ジョブ型にはジョブ型のメリットがあるのだろう。

ただ、メンバーシップ型からジョブ型に変えて行く上で、淘汰される人と、生き残る人には分かれるのは間違いない。

じゃ~どんな人が淘汰され、どんな人が生き残るのか・・・

ルーティンワークをしている人はそのままでは生き残れない

ルーティンワークしかしていない人。

その人達を見ていると、日々大変そうに作業している。

確かに見ていると膨大な作業量だ。

ルーティンワークなのに、毎日残業している人たちも少なくない。

そして、ここが重要なところなのだが、この人達の経営者層からの評価はそれほど高くない。

※この人達の多くが気付いていないけど・・・

いやいや、

こんなに頑張っているのに!・・・とか

これは絶対にやらなくちゃいけない仕事だから私がやっているのに!・・・とか

こんな大変な仕事、私しかできない!・・・とか

その人たちに大反論されそうだ。

でも、私が経営者だったらこう考える。

ルーティンワークは単価の安い人材か、コンピューターにやらせる。その方が会社経営から見たら効率的。

※情とか情けとか置いておいて・・・

この人達がやっていることって、仕事という色々な要素のなかのひとつ、”作業”なのだ。

仕事には色々な種類がある。

人間の調整、プロジェクトを仕切る、課題抽出、課題解決、作業・・・etc

正しい並べ方ではないが、簡単に言うと、作業って、簡単なのだ。

・・・正確には、経営者層から見ると、簡単に見えているのだ。

なぜなら、0→1を生み出すわけではないから。

新しいものを生み出すことに比べたら、とてつもなく簡単で単純な工程なのだ。

新しい価値を生み出すこと・・・これに比べれば、作業なんて、誰でもできるように見えてしまうのだ。

経営者層から見れば・・・

1番の問題は、この作業はとてつもなく難しいから私しかできない・・・と思い込んでいる人たちがいて、そしてそれは会社組織の力をもってすれば、あっという間に代替要員を用意される、もしくはシステム化により効率化を図れてしまう可能性があるということだ。

そのことをルーティンワークをしている多くの方がは理解していない。

だから、ルーティンワークをしている人はもっと危機感を持つべきなのだ。

そして、ルーティンワークの中にも、何か付加価値を生み出したり、徹底的な効率化を図るといった、自分自身の成長や差別化、そしてその能力を経営者層にプレゼンするスキルが必要になるのだ。

そのことを常に意識していないと、Xデーがやってくるのだ・・・自分の仕事が奪われてしまう日が。

単価の安い新人や、得体のしれないITテクノロジーの化け物たちに・・・

ただ私自身も、気付いたというだけで、ジョブ型に切り替わったら生き残れますか・・・と言われると、現状のままでは厳しい。

私自身も、自分の仕事の見直しや、価値を生み出すプロジェクトに積極的に携わること、日々勉強することを心掛け、今の会社で生き残れるように、自分自身をアップデートさせていく必要がある。

そうしないと世の中の変化に強引について行こうとする会社から置き去りにされ、やがて代替要員にとってかわられる日が来てしまうのだ。

そのことを、自分自身で改めて認識しておく必要がある。