思い出してきたテレワーク環境の魅力

オミクロン株の影響で、テレワーク環境に強制的に移行せざるを得ない状況となった我が社のドタバタが止まらない。
クラスターが発生したわけでも陽性者が発生したわけでもないが、クラスターの確率を少しでも下げるため、徹底的なテレワーク推奨に舵が切られる現在の状況。
そんな中、当然情報システム部門は日々、テレワークに関する質問やフォローを行うようになってきた。
自宅で印刷したい・・・とか、
ネットワークがつながらない・・・とか、
遠隔操作で業務を行おうとすると画面が真っ暗・・・とか
・・・ま~色々だ。
ただ私自身はというと、そんなフォローの負担を上回る恩恵を受け始めている。
その恩恵とは・・・
静かな環境
昨年8月~9月、テレワークを本格的に実施。
今ほどではないが、感染リスクが高まっていたあの時期にテレワークを実施して感じていた記憶・・・
その時感じていた記憶が、鮮明に蘇ってきた。
それは、とことんなまでの静かな環境。
考えてみれば、会社は雑音に溢れている。
外線電話、人の話し声、人の動き、対面で声を掛けられる、急に始まる雑談・・・etc
とにかく会社とは、とことんまで集中して作業する環境が整っていないのだ。
常に何かの雑音と一緒に仕事をする必要がある。
一方、テレワークはというと、会社の人は誰もいない。
外線電話もないし、人の声や動きもない、対面で声を掛けられることもないし、雑談も皆無。
何か資料を作りたい、考え事をしたいというときの集中できる環境が、とことんまで整っているのだ、テレワークの環境というやつは・・・
こんな環境が、そう言えば準備されていたんだと、今更ながらテレワークのメリットを思い出してきた。
資料がすぐに出来上がる
会社で資料作りをすると、時間が掛かる。
それは、声を掛けられやすい環境にあるからだ。
声を掛けられたら資料作りは強制的に一旦ストップしなくてはいけない。
ストップした時間を取り戻すことは想像以上に難しい。
何せ、どこまで資料を作っていたか、思い出す必要があるし、それに流れを切られた後に、その流れを作り出すのは、想像以上に労力を要する。
途中で声を掛けられたために、流れが途切れ、資料作成が15分遅れました・・・なんてことはざらにある。
しかも、何度も何度も声を掛けられ続ければ、1時間で終わるはずの資料が、1日経っても終わらなかった・・・なんてことも現実的にあるのだ。
ただ、テレワークにはそんなふうに突然声を掛けられることがない。
だから、区切りが良いところまで、一気に作業することができる。
結果として、資料作成は大幅な時間短縮を見込めるのだ。
もっとも、資料作成は本来この短い時間でできるはずのもので、声を掛けられれば掛けられるほど時間がどんどん延びていく・・・といったほうが正解なのかもしれない。
もちろん、携帯電話やLINEの連絡はやってくるが、それにしても出社しているよりも、静かな環境で作業できることには違いがない。
テレワークも要は使いよう
テレワークのデメリット。
それは考えればきりなく出て来る。
何せテレワークとは、会社以外の場所で仕事をすること。
会社ほど仕事をする環境が整っているところはないのだ。
そりゃ~総合的に見れば、出社して仕事をしたほうがよいに決まっている。
そして、多くの人は、総合的な評価ばかりしている。
ただ、テレワークも探せば良いところがある。
批判ばかりしている人は、良いところを探そうという気がない人だ。
多くのケースは会社に軍配が上がるが、自分にとってこのケースやこの作業はテレワークのほうが圧倒的に軍配が上がるというものがきっとある。
だからテレワークの時はテレワークに合った作業を、出社した時は出社した時に合った作業を・・・自らその法則を見つけ出し、自分でコントロールすることが重要なのだ。
職場環境が2つあるということは、デメリットが2つある代わりに、メリットも2つあるということなのだ。
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