新型コロナウィルス感染軽減における出社とテレワークの綱引き③

昨年の7月に本社事務所をテレワーク環境に変更し、3か月ほどテレワークを経験した私達だが、コロナ感染リスクが激減した2021年10月~11月を過ごしたおかげで、すっかり平和ボケしてしまった。
出社定着し、テレワークを忘れ、1からやり直しとなっている現状。
それにしても昨年12月下旬からの急激なオミクロン株の感染爆発には、私達のいったん弛んだ気持ちのままでは対応しきれていない。
多少強引な手を使ってでも、クラスター発生を確率を減らすためのテレワーク環境を、本気で考えなくてはいけない。
中でもポイントとなるのが、オンライン会議を使いこなせるかどうかだ。
対面の会議の魅力
平和ボケした1番の証拠が、何かと対面の会議増えていたことだ。
何せ、対面の会議はやりやすい。
資料を印刷して配って、その通りに話して、相手の雰囲気や表情から様々な情報を読み取り、会議を進めて行けば、達成感で溢れかえる。
しかし、このコロナ禍の中で、まだ対面の会議にすがりつくことが許されるほど、事態は甘くない。
特に年配の方はここ数か月、とても気持ちよかったに違いない。
何せ、元のやりやすい、対面会議が復活したのだ。
そりゃ~、できることならこのままの対面会議を続行したいのが本音だろう。
ただ・・・本音はもう1つ。
オンライン会議になると、途端に会議を行う難易度が上がるのだ。
それも致命的なまでに・・・
何せ自分自身の力では、会議(オンライン)を開催できない社員もいる。
そして、オンライン会議の場に辿り着いたとしても、資料はどうすればよいのか(画面共有を使いこなせばよいのだが)、司会進行はどのようにすればよいのか、一挙手一投足が歩留まりを起こす原因となる。
だから、本当の本音は、オンライン会議ではなく、対面の会議に持って行くことができれば、それだけ自分の労力を使わずに済むのだ。
オンライン会議の必要性
オンライン会議のメリットはいくつもあって、みんな言葉で説明すれば理解してくれる。
特にオンライン会議に慣れていない人は、「そうだよね~」と表面上は同調してくれる。
そう・・・あくまでも表面上は。
実際は腹落ちはしてくれていないのだ。
そして、対面の会議は好き、オンライン会議は嫌い・・・どちらか1つを強制的に選択している心境になっている。だから対面の会議をやりたい!・・・となる。
でも今現在のコロナ禍において、最大のメリットはオンライン会議はいくらやっても感染リスクが0%であること。
対面会議はいくら感染対策を行ったところで、感染リスクの確率は存在すること。
何度も何度も対面会議やっていれば、いずれ100%に近づいていくだろう。
だから、好きとか嫌いとかそんな感情は一旦おいておいて、とにかくオンライン会議を使いこなせるようにしておくべきなのだ。
現状において、感染リスクを”0”にできる会議を開催できるなんて、お金を出しても欲しいくらいだ。
それくらい、感染したら、あなたはおしまいです!・・・と言われそうな勢い、雰囲気なのだ。
オンライン会議は難しい・・・ポイントは場数を踏むこと
はっきり言って、オンライン会議は難しい。
いや、参加することは簡単だが、例えば質問するときは、自分でマイクをオンにして声を出したり、手を挙げたりと、ツールを使いこなす必要がある。何かしようとするたびに、1回1回考えて操作する必要がある。
画面共有を使いこなすことができなければ、参加者に資料を見せられず、どこの話しをしているの?と参加者全員道に迷うことになるだろう。
司会進行役はもっと大変で、オンライン会議を回すには、それ相応の経験が必要となる。
そう・・・結局は場数が必要になるのだ。
最初の1回目から完璧にオンライン会議の司会進行・まとめ役・説明係をできる人間なんていないのだ。
何度も練習したり、実践したりすることで、徐々に色々意識しなくても、自分が起こしたいアクションと操作方法を一致させられるようになっていくだけなのだ。
この、場数を踏む・・・という重要性を、オンライン会議が苦手な人は分かっていないのだ。
ただやればいいだけ・・・後は勝手に身体が覚えていく。
そこまでの軌道にのるまでの道のりがとっても辛いというだけなのだ。
選択肢は複数持っておく
オンライン会議を使いこなせなければ、対面会議しか手段がない。
そして、それしかできない社員は、かなり難しい状況に追い込まれるだろう。
特に年次が上がって行くと、自然と会議を回さなければならない存在になって行く。
その時に、対面は回せますけど、オンラインは苦手で・・・なんて言っている場合ではないのだ。
ましてや、このコロナ禍で、オンライン会議を使いこなすスキルは、身に付けておくに越したことはない。
対面の会議、オンラインの会議・・・どちらが良くて、どちらが悪いというわけでもなく、
ただ状況に応じて、この2つの会議の選択肢を持っておくことが重要なのだ。
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