今回のパソコン入替プロジェクトで学んだこと・・・人間は追い詰められたときの行動が分かれ道

2か月半で500台のパソコン入替、実行部隊は3名・・・
経営者の指示とは言え、とてつもなくハードなミッションだった。
そもそもこの指令を受けたとき(正確には経費や期限を自分で言わされた、こうせざるを得ない状況に追い詰められた)、正直このプロジェクトは上手く行くわけないと思った。
これはさすがに無理ゲーでしょう・・・と。
無茶振りもある意味成長の機会
きっと、普通の上司だったら、こんなの無理・・・と言ってしまっていたかもしれない。
ただ、これを指示したのは私の直属の上司にして経営者層・・・従わないと、自分の身に災いが起きるのは目に見えていた。
できないできないを連発したり、できない理由を必死に考えていたら、そりゃ~”こいつはこの会社に不要”と普通に判断されるだろう。
ただ・・・この経営者層の直属の上司は、私を試したということもあるのだろう。
この状況に追い込むと、こいつはどんな行動を取るのか・・・と。
あきらめるのか、工夫してまずはやってみるのか・・・
そう・・・私は工夫してまずはやってみたのである、今回は。
毎日毎日、夜も寝ながら、どうすりゃ時間短縮してパソコン入替をできるか考え続けた。
考え続けて、それを実行に移す、上手く行かなかったらまた考えて実行する・・・2か月半、延々とこれの繰り返し。
そうすると、案外この無茶振り案件も、自分なりの攻略法が見えて来た。
気付いてみれば、このプロジェクトを、期限内に完遂させていた。
人間は、考え続けて実行し続けると、案外できてしまうものだし、結果として自分自身を成長させることにつながるのだということを学んだ
自分で駄目なら誰もできないという開き直りも必要
もう1つ思ったこと、これは周囲にも事あるごとに話していた。
「今回の無茶振りプロジェクト、社内SEである私自身ができなかったら、他の誰がやっても上手く行かないでしょう。少なくともこのプロジェクトを完遂できる可能性があるのは、この会社で私しかいません。だから私がが全力でやってそれでも駄目だったら、あきらめます。そして、この制限のもとでこのプロジェクトをこなすだけの力が、この会社にはなかったということです。」
こんなニュアンスのことを周囲に話した。
そう、これは周囲に知ってもらいたかったのではなく、私自身に言い聞かせていたのだ。
だから、私は覚悟を持って取り組んだ。
必ず、絶対に、何が何でもこのプロジェクトを期限内に完遂すると・・・
そして、完遂するためには、ない振り構わずことにあたると。
残業、休日出勤、徹夜作業、更に自分自身の評判が悪くなること・・・全てを受け入れて事に当たった。
すると、案外うまく終わらせることができたのだ。
振り返り
終わってみれば、引き受けてよかったプロジェクトだった。
辛いこともたくさんあったが、なかなかに貴重な経験を積むことができた。
結果、間違いなく自分の成長につながった。
きっと・・・1年前の自分では、こんなに無事に着地することはできなかっただろう。
期限を守れないか、心が壊れるか・・・どちらかは起こっていたと思う。
でもこのプロジェクトの前までに、テレワークプロジェクトの経験など、少しずつ成長を続けていた。
だから、今回のパソコンプロジェクトも成長を続けながらうまく着地することができた。
ある程度の無茶な案件がないと、人は成長しない。
一見無茶な案件でも、まずはは引き受けて自分事として考えてやってみるという行動を起こすことが、成長の機会を得るということなのだと思う。
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