社内SEである私の上司達・・・3人目にして現在の上司は経営者層

2022年1月13日

そして現在の私の直属の上司は経営者層・・・

この人ははっきり言ってすごい人だ。

とにかくすごい人

この人はどんな人か・・・

〇とてつもなく頭の回転が早い

〇異常なスピードで成長し続けている

〇物事を決めたらとにかく躊躇なく一直線、反対勢力もぶっ潰して突き進む

〇とてつもなく短いスパンで成果を求める

・・・etc

ありていに言えば、スーパーマンなのだ。

それも最初からすごかったわけではない。

ただただ、努力して、スーパーマンまで登りつめた人なのだ。

努力の仕方

きっと上司本人は当たり前のことをやっているだけなのだろうが、私から見ると、とにかくとてつもない努力家だ。

〇新聞、本、有料情報・・・あらゆる質の良い情報をとにかくインプットしまくる

〇同じ業界、異業種問わず、とにかく様々な有識者とコミュニケーションをとりまくる

〇そうやって得た情報を自分自身に腹落ちさせ、この会社に落とし込むにはどうすればよいか、ひたすら考えまくる

〇自分のものにした情報を、社内・社外問わず様々な人にアウトプットしまくる

・・・etc

とにかくインプット、アウトプットの量が尋常ではない。

恐らく、1つの特定の分野を覚えなさいと1週間程度の時間を与えれば、その道の専門家とも対等に議論できるのではないだろうか・・・

そう、言わば官僚みたいな人なのだ。

各部署の上長もたじたじ・・・

そんな努力家な上、権力も掌握しているので、社内では無敵状態。

各部署の上長とも、対等以上に議論できる。

よく各部署の上長と話しているが、例えその上司にとってその瞬間不明な事柄があったとしても、僅かなヒントや手掛かりを元に、あらゆる知識を総動員して、あっという間にリカバリーして話しに追いつき、更に経営の視点から、その上長の思いもよらない角度から課題解決や問題提起を行っている。

上長達はと言えば・・・たじたじだ。

かく言う私も、ITの技術的なことは答えられるが、経費や費用対効果、ITから見た課題と言った、経営よりの話しになってくると一気に攻め込まれる。

はっきり言って、生きた心地がしない。

ただ、ものすごいスピードで成果を求められ、それを繰り返すことにより、私自身もこれまでにない成長を感じている。

心がズタボロになることはしょっちゅうあるが・・・

この上司には未来が見えている

正直、あまりの課題の多さに、その場しのぎの連続で、私は1か月どころか1週間先のイメージもわかないことがある。

もちろんこの切れ者上司にはしょっちゅう、注意されている。

ただ、この上司には未来が予測できている・・・と思うことが多々ある。

何で今、こんなことやらなきゃいけないんだ!・・・そう私も他の社員も思うことがしょっちゅうなのだが、時間が経つと、この上司の言う通りに行動していて、助かった・楽になった・よかった・・・という経験がしょっちゅうだ。

そう・・・この上司には、全てではないが、確実に私達よりも未来が見えているのだ。

なぜそんなことができるのか・・・

それは、尋常ならざる勉強を続けているからに他ならない。

その勉強を続けた結果、近い将来こんなことが起こるはず・・・というイメージができているのだ。そしてイメージするだけではなく、実行ベースに移して、社員を強引に動かすところまでやってしまうのだ。

私を含めた他の社員は、言われた瞬間は、

”何言ってんだ、こいつ?”

そう心の中で思うが、経営者命令は絶対なので、従わなければならない。

そして、上司の言う通り動いた結果、時代の波が追い付いてきたり、準備していたために事なきを得たりするケースが多々あるのだ。

そう、勉強している人には、ある程度、未来をイメージすることができるのだ。

現代の会社経営者にとって、勉強を続けていくことは必須事項。

しかも自分の業界だけの勉強をしていればよいわけではない。

異業種からヒントを得たり、別分野の有識者から知識を得たことを自分の業界に落とし込んだり・・・そんな一見関連性のない知識を組み合わせることにより、全く新しい価値を生み出して自分の会社の武器にする・・・そういった変化を続けなければ、これからの時代、会社は生き残れないのだ。

そのことを、私の上司はよく分かっているのだ。

それでもついて行くのは大変・・・自分が成長し続けるしかない

私の上司は経営者として正しい行動を取っている。

ただ、それ故に、下の社員に対する要求もかなり厳しいものだ。

中にはついていけなくなる社員もいる。

私もこの上司の下についたことにより、ITに限らず、様々な知識を身に付け、アウトプットしたりプレゼンする能力を身に付ける必要がでてきた。この1年は上司へのアウトプットとプレゼンの繰り返しだった。

ただその過程で、苦しいながらも自分は成長を感じている。

この上司はいつまでも情報システム部門の責任者の位置にはいないだろう。

だから今、この上司が上にいる間は、自分が最も成長できる期間として、死に物狂いでついて行くのが、最良なのだろう。

この会社に、今の上司以上に努力家で頭の回転の早い人間はいない。

今現在はこの上司に食らいついて行くことが、色々な意味でこの会社で生き残るために必要なことなのだ。

・・・でも、ついて行くのは辛いけど。