焦らない・・・

年度末、いつもとは違った緊張感に満ち溢れている。

来季の新体制・・・自分がどのように変化に対応できるのか・・・

久々に自分が全力を出してもついて行けないだろうという思い・・・

しかし一方で、自分の力を改めて試す場になるのではないかとも思っている。

自分は大した人間ではない・・・

口では散々、謙虚だの自分なんてまだまだ・・・なんて言っているが、その実、自分は仕事ができるようになってきたと思っていたのは事実。

それはこのエンドユーザーという会社環境で守られた中でのパソコンスキルが人よりも抜きんでいたからだ。

それが、自分よりも遥かにスキルのある、そして私自身のITリテラシーを正確に把握できる人材が来ることによる焦り。

しかし、今の自分は部署間の調整やプロジェクトに駆り出されることが多くなり、本当に情報システム部門の仕事をしているのか・・・ということに対して疑問符のつく状況を積み重ねてきた。

今度来る、新しい上司は、そんな状況を許すことはしないだろう。

そして、何度も私に駄目出しをすることになるだろう。

私自身、それをどこまで謙虚に受け入れることができるかどうかに掛かっている。

そんな状況を、憂鬱に思いつつも、一方で、自分自身を成長させたり変化させる機会になるのではとも感じている。

なぜなら、今の環境では、私の能力、スキル内でもほぼこなせることしか、自分自身にかしていないからだ。

それは、私のITリテラシーを周囲の人間が正確に把握できず、この人ができないのであれば誰もできない・・・という状況にまでなってしまっているため。

そのため、私はこれ以上のスキルを身に付ける必要がない状況に置かれている。

本来、自分の専門分野においては、継続して勉強を続けて行かなければならないはずなのに、それをずっと避けて来た自分がいる。

その自分を正確にたしなめてくれる存在もいなかった。

でもこれからは違う。

そんな私を真っ向から否定し、正しい成果を求める人材がやってくる。

その状況に置かれた時、私は昔のことを思い出すだろう。

自分自身、どう立ち居ふるまえばよいのか全く分からず、暗闇をさまよっていたあの時代・・・

もう二度と経験したくないとも思ったが、やはりこの時代がやってくることになるのだ・・・当面の間。

この状況は自分自身にとって間違いなくピンチ、しかし間違いなくチャンスでもある。

どうとらえるかは自分次第・・・

だからこの状況も焦らない。

自分の成長のチャンスと位置付ける。

これまで積み重ねてきたもので乗り切れなければそれまでのこと。

そして、相手からの要求が自分の成長スピードを上回らないようにするための継続的に勉強。

これから1年が勝負の年。

ここでどのような実力をつけられるかが、今後の自分にとって大きな分岐点になりそうだ。