長期休暇明けのパスワード切れ・・・お願いだからメモしておいて

2022年1月13日

長い年末年始の休みも終わり、いよいよ会社が始まる。

今日から頑張るぞ~と思っている矢先、社内SEの携帯に、電話・LINEで連絡が・・・

パスワード切れちゃいました

うちの会社は業務を遂行する上で、絶対に必要なパスワードが2つある。

ま~、社員に優しくないルールのパスワードなのだが、この2つのパスワードの有効期限が切れることがままある。

通常であれば、時々連絡が入る程度で済むのだが、長期休暇明けだと、パスワード切れました連絡が連続で入ってくる。

もちろん、休み前に注意喚起はしている。

ただ、パスワード変更は、意識しないと忘れてしまう。

致し方ない部分ではあるのだけど・・・

それでも、長期休暇明け、スタートダッシュを掛けようとするこちらの心が少し折られる出来事だ。

対応は至って簡単で、パスワードリセットして、仮パスワードを発行して、対象の人に口頭かその上司に連絡して、本パスワードを設定してもらって・・・

・・・そう地味に面倒なのだ。

言い訳されるともっと辛い

連絡の仕方も様々。

素直に謝ってくれる人はいいのだけど、中には、

「なんか、このシステムが使えないんだよね~。なんでかな?」

・・・みたいな

パスワード有効期限切れ以外考えられないだろうとこっちは思うのだけど、それを真正面から言葉にすると角が立ってしまうので、

「何か、障害ですかね?でもパスワードが駄目になっているようなので、一応1度パスワードのリセットさせてください」

・・・みたいな

気を遣っているんだか、何の駆け引きしているんだか、分からないけど、とりあえずパスワードリセットを実行すると99%なぜかシステムは復旧

・・・だってただのパスワード有効期限切れなんだもんな~

中にはどの場面で使うパスワードか忘れる人も・・・

「あのさ~、このパスワードなのに、駄目なんだよね~」

・・・あの~、そのシステムはあきらかにそのパスワードでは入れないよね、ルールが違うから(大文字小文字のアルファベット、数字、記号の組み合わせになってないとか)

絶対に忘れてはいけないパスワードは2つしかないのに、その2つをあべこべの場面で使っていたら、絶対に使えない・・・

なるべく優しく教えるように心がけているけど・・・

そもそもパスワードに溢れたのこの世界、そしてパスワードを忘れると自分ではリセットする権限を持っていない社員の方々はある意味被害者なのだろう。

本音を言えば社内SEとして失格だけど、長期休暇明けにつつがなく自分の業務をこなせるように、パスワードは自分の分かるところにメモして欲しい。

パスワードはメモするなというけれど・・・

パスワードは誰にも分からないように、自分の頭の中で管理するように・・・

そりゃ、理想はそうでしょう。

でも今の時代、至る場面で必要となるパスワード、増大し続けるパスワード、バラエティーに富んだ作成ルールが必要なパスワード・・・これらの前に、全部自分の頭の中だけで覚えていられる人なんて、いるんだろうか?

よっぽどの自分独自の規則性や軸を持った人、もしくは一部の天才と呼ばれる人以外、書き出さないでパスワード全てをつつがなく運用できる人なんていないんじゃないだろうか?

パスワードを作ること、そのパスワードを管理すること・・・本来の目的のものを利用する前に頭のリソースを消費するパスワードという厄介な存在。

うちの会社がパスワードの苦しみから解放されるのは・・・私が現役の間はないかもしれない。