1回ずつ結論を出す

最近読んでいる本(お勧め70冊のうちの1冊)で、印象に残っている言葉がある。
問題解決関連の本なのだが、何事においても、どんな場面でも、その場である一定の結論を出すというものだった。
これは自分自身、とても腹落ちする言葉だったので、即実行に移している。
結論を出す作業の有用性
課題解決でも、会議・打ち合わせでも、自分の作業でも・・・どんな仕事でも手探りの場合がある。
経験がない、知識がない、初めて取り組む等々・・・様々な理由から、どこから手を付けていいか分からないというものは意外に多い。
しかし、取り組むからには、何かしらの行動が必要となる。
その行動をどのように決めればよいのか・・・
特に会議、打ち合わせの時に必要になるのが、その場で、何かしらのアクションを決定してまずはやってみる・・・という結論を出すことだ。
もちろん、その出した結論から導き出されたアクションは間違っているかもしれない。
しかし、そもそも経験のないものに取り組むのだから、ある意味間違ってもしょうがない。
間違ったら、また別なアクションを起こせばいい。
重要なのは、その間違ったアクションも、経験値として残しておき、2回目にはやらないという、経験の蓄積として取っておくことなのだろう。
そのためには、これはこのようにしようという、結論を、その場で必ず出すということが重要なのだ。
1回ずつ結論を出すことは容易ではない
会議でよくあることなのだが、フワッと終わってしまう会議がある。
特に我が社はそのような会議が多い。
その時に思うことは、これって何の会議だったんだろう?
この会議が終わった後、自分はどんなアクションを取れば良いのだろう?
この会議で集まった人が次に集まるまでに、自分はどんな成果を残しておいて望まなければならないのだろう?
そんなことの繰り返しだ。
そんな会議を自分はなるべく減らしたいと思って、最近は会議に望んでいる。
自分が苦手意識を感じている会議(議題、メンバー構成、ブレーンストーミング等)ほど、結論を出す方向へ誘導するのは難しい。
しかし、その会議で集まったメンバーが、次、集まれるのはいつかはもう分からない。
そもそも、この会議のメンバーが集まることはもうないかもしれない。
そう考えると、この瞬間の会議を無駄にするわけには行かないのだ。
次の自分のアクションを必ず把握した上で、しかもその場で合意を取った上で終わらないと、ますます状況は悪くなる。
決める時に頑張って決める・・・結論を出す。
このことは、自分の仕事、会社の仕事を後々進めやすくする上で、とても重要なことなのだ。
だから、1回1回結論を出すということは、重要なのだろう。
無駄な時間を過ごさないために、決める時に決めること。
これは将来の自分に向けての投資活動なのだ。
その場で苦しい思いをしたとしても、将来の自分や他のメンバーのためにも、必要な作業だと割り切る必要があるのだ。
会議に例えたが、これは作業でも同じ事。
今、苦しい思いをしてその場で結論を出し、それを情報として残しておく・・・それが将来の自分の投資活動になるということを、肝に銘じておかなくてはいけない。
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