職務分掌以外の仕事について

ファシリテーターとして、日々成長を感じている。

これはとてもよいことなのだけど、ただあまりにも調子が良すぎて、何だか定期的にやってくる、落とし穴の予感がしている。

あきらかに調子に乗っている

自分自身でも気付いている。

あきらかに今の自分は調子に乗っていると・・・

謙虚な気持ちを忘れ、他の社員に、なぜこんなこともできないのか、あなたの仕事なんだからあなたがやれよ・・・と、そんな感じに相手が受け取られる発言を繰り返してしまっている。

これって、本当に良くない傾向・・・

恐らく、もうすぐ自分の鼻を折られる日が来ると思われる。

そして自分は必ずダメージを受けるのだ。

しかし、その前に、今の仕事のやり方自体が正しいのかも、振り返る必要が出てきている。

情報システム部門以外の仕事で声が掛かるようになってきている

ここ最近、ファシリテーターとして、利用価値があると、他の部署の人間から思われるようになってきた。

しかも分かり易く・・・

なぜなら、様々な会議に呼ばれるようになってきたからだ。

そして、なぜか私が、いつの間にかファシリテーターになってしまったり、他のファシリテーターのアシストをする動きをするようになってしまっている。

なぜ自分がこんなことをやらなければならないのだろう・・・?

そう思う日々が若干続いている。

しかし、私に声を掛けたくなる他部署の気持ちもよく分かる。

なぜなら、会議を回すということは、想像以上に難しいからだ。

しかも、対面の会議、オンラインの会議が入り混じるようになってきた昨今においては、なおさら会議の回しは難しくなってきている。

部署の上長は、本来自分の部署の課長や係長が会議を回せるようになることを望んでいる。

しかし、プレイングマネージャーとして作業にまみれいている課長、係長レベルの人達は、作業はできるがコミュニケーションやファシリテーターの重要性をこれまで重視してこなかったため、その能力が著しく欠けている。

2時間掛けて会議をやって、他の参加者の時間を奪ったばかりか、更なる混乱を引き起こしてしまう・・・なんてことも日常茶飯事だ。

例えばあるプロジェクトの会議に、少しでも私が関わるようであれば、私にファシリテーターの役割を任せたいと思うのも、ある意味もっともなことなのだ。

私も、そうやって場数をこなしているうちに、自分が成長してしまった。

そして同時に、私は、本来ファシリテーターをやるべき社員の経験の場を、奪ってしまった存在そのものだとも言える。

そこは反省が必要か・・・いや、反省する必要もないか、自分の成長のことだけを考えれば。

自分が成長してから、他の人を育てればいいとも、最近は思うようになってきた。

それくらい強かに生きていかなければ、この会社、今の時代、今の世の中は乗り切れない。

しかしファシリテーターは職務分掌に載っていない仕事

一方、問題もある。

自分の仕事に専念することができないことだ。

私は一介の情報システム部門の中間管理職。

それなりの職務はあるわけだ。

いかに会社に人材がいないからと言って、あまりにも各部署のフォローや部署間の曖昧な部分のフォローばかりやっているわけにはいかない。

何せそれでは私は評価されないのだから・・・

ただの便利屋、良い人で終わってしまう。

自分の部署の実績をしっかり残しつつ、ファシリテーターなどのプラスαを伸ばすべき・・・

次回の人事考課でも、そのことを強烈に指摘されることだろう。

そうなっては遅いのだから、ある程度自分の部署の実績も、しっかり残す必要があるだろう。

今の自分には、それを行う必要がある。

そのためにも、残り1週間程度では、自分の部署の実績を作り上げる必要がある。

そうやってコントロールされる側から、コントロールする側へ回ることが、自分にとっては楽な道でもあるのだろう。

もちろん、日々勉強を重ねながら・・・

とりあえず、今の自分の動きは慎重にしていきたい。

落とし穴に嵌る前に、できれば回避したいからだ。