ファシリテーターは日々訓練

現代において重要性を増しているファシリテーターの存在。

どんな会議や打ち合わせでもその場を回す存在は必要で、その場を回せる人というのは、重宝される。

もちろん、その存在の重要性にすら気付いていない人もいるにはいるが・・・

会議、打ち合わせの充実度は常にファシリテーターが握っていると言って過言ではない。

必要な人に必要な発言を求める能力

ファシリテーターの役割は枚挙にいとまがない。

時間管理

結論に導く力、そのための準備

最初のアジェンダを提示することによる会議の目的をはっきりさせる

参加者の選定

参加した人に等しく発言の機会を与える

会議を活性化させる

1人が発言をし続ける会議にしない

会議が停滞してきたら改めてスムーズに進むようにきっかけを作る

脱線したら軌道修正する

・・・etc

これらのことが全て満遍なくできる人というのは稀だが、高いレベルでこなすことのできる人は確かに存在する。

彼らにはある共通点が存在する。

それは、数多の会議に出席し、ファシリテーターの経験をこなし続けていること、更にファシリテーターとして参加していなくても、ファシリテーターの心情を読み取り、場合によってはファシリテーターをフォローする存在になっている者。

これができる人材が、会社には少数ではあるが存在するのだ。

会社はその存在を、もっと評価されてもよいと思う。

なぜなら、会議というのは、ある一定の成果を残さなければ、参加者全員の貴重な時間を奪うことにつながるからだ。

そしてその貴重な時間を有意義なものにするには、やはりファシリテーターの存在というのは必須になるからだ。

そして、この能力を評価できない会社というのは、いずれファシリテーターが去って行くことにもなりかねず、会社として損失を被ることになる。

また、一般の社員もファシリテーターの存在を強く認識し、尊敬し、自分もそうなるための努力をするようにして欲しいものだ。

では、よいファシリテーターの必須条件とは何か?

それは会議の本質を理解した上で、場面場面に応じて必要な人に必要な発言を求める能力にあると思う。

会議では話すだけでは精一杯という人もいるだろう。

そんな人のレベルからよいファシリテーターになるのは膨大な時間、もしくは密度の濃い会議を繰り返す必要がある。

まずは、会議に参加したら1度は発言することから始めるのが第一歩になるだろう。

会議は発言しなければ、参加する意味はない。

そうして少しずつ発言することに慣れて行くことが、ファシリテーターへの第一歩となる。

発言すれば、会議に参加していることになる。

その積み重ねが、会社として必要な存在となるファシリテーターへの道筋となるのだ。

会社が必要とする人材、ファシリテーター・・・この人材になることは日々訓練なのだ。