DXとは?

ここ数年、言葉だけ1人歩きしていると思われるDX・・・

通称デジタルトランスフォーメーション。

新聞、雑誌、インターネット・・この言葉と日本が組み合わさると、高い確率でこのように紹介されている。

日本はデジタル化が遅れている・・・と。

聞き飽きた言葉だが、当然我が社にも、DXは牙をむいている。

DXってそもそも何?

そもそもDXを明確に言語化できる人が、社内にどれだけいるか?

多分いないと思う。

私もDXってどんな言葉で説明すればいいんだろう???と思うことはしょっちゅうだ。

とても抽象的な言葉で表すなら、

「急激にデジタル化が進む世の中の動きに合わせて、自分の会社の組織やサービス形態を抜本的に見直すこと・・・」

こんなところか。

世の中、DXだから、パソコン入れろとか、スマホ入れろとか、タブレット入れろとか、アプリを入れろとか、システム刷新しろとか・・・決してそんなことを言っているのではない。

それはDXとは言わない。

デジタルは必ず会社に入ってくる。

なぜなら、世の中の動きがデジタル化しているから・・・

世の中の動きがデジタル化しているということは、世の中にいる人の生活がデジタル化しているということ。

そしてそのデジタル化した生活を送っている人に、モノやサービスを購入してもらうには、自分の会社もそれなりにデジタル化していかないと、売れなくなるということだ。

IOTに代表されるように、モノはそれ単体でどんどんインターネットに接続されるようになる。

インターネットに接続された上で、様々なサービスをインターネット経由で提供されるようになる。

昔はパソコン、スマホしかインターネットに接続されなかったものが、冷蔵庫やエアコン、テレビと言った家電製品までインタネットに繋がり、遠隔操作様々なサービスを受けられるようになっている。

つまり販売したモノがインターネットに繋がる技術を搭載されていなければならないということだ。

そしてそのモノを売るのは店頭販売のみではない。

インターネット経由のECであったり、C to Cであったり・・・

そして広告は紙媒体はどんどん少なくなって行き、オウンドメディアに代表されるHPやYouTube、インスタグラム、などの会社独自のメディアを利用して発信している。

お客様とも、メールやLineで繋がり、情報提供がより個別に行うことが可能となっている。

つまり、会社はこれらのデジタル化に自分の会社のサービス形態を対応させていかなければならない。

よっぽどのブランドがなければ、自社のサービス形態はデジタル化しなくてはいけないのだ。

そしてサービス形態がデジタル化するということは、組織も変革させる必要がある。

デジタルに強い人間を育てたり部署を作ったり、各部署にITの強い人間を配置したり・・・

しかしその流れの中で、デジタル化について行けない人材も間違いなく出て来る。

その人材を育てるのか、切るのか・・・そんなことも経営陣の判断が入ってくる。

ただ切ると言っても、その人材の持っている情報や知識、人脈には価値があるかもしれない。

デジタルに弱いというだけで、それだけで会社組織からは不要とはならないわけだ。

経営陣はそのことを熟知しておく必要がある。

人それぞれ得意、不得意がある。

たまたまデジタルが弱いだけで全否定する・・・というのは早計ということだ。

一方でこれからの時代はデジタルを活用できないとどんどん苦しくなる。

デジタルが弱い人材にも最低限の教育は必要ということになる。

会社組織として、どこまで許容できるのか・・・

そんなことを考えながら、これからの時代、DXの時代に上手く対応していく必要があるのだ。