勉強時間を捻出し易い時期

たまたま、会社の上の方とお話しをする機会があった。

※経営陣未満の方

会社からの指示でお金を出してもらい、経営の勉強をしているらしい。

もちろん、時間外にだ。

外部機関なのだが、毎週オンラインで定期チェックが行われる。

その定期チェックまでの間に、数時間にも及ぶ動画を見て、考えをまとめておく必要があるのだが・・・

就業時間内にはできない

話しを聞いていると、かなり辛そうだった。

何せ、就業時間中にはその勉強は行えない。

なぜなら、通常業務があるから・・・

経営陣は、日中勉強できる。

それが仕事だから・・・

しかし社員は違う。

通常の仕事を持った上で勉強するとなると、どうしても通常業務を優先せざるを得ない。

もちろん周囲の目もある。

日中に勉強している姿を下の人間が目にしたら、何を思われるか・・・

よくは思われないだろう。

その勉強の必要性を理解していない下の人間からしたら、今はもっと別のことをやってくれよ・・・という思いを持たれ、マネージメントは崩壊するだろう。

我が社は通常、上に行けば行くほど忙しくなる。

理想は、上に行けば行くほど作業は下の人間に任せ、時間的にも頭のリソースもスッキリした状態で、その分考えたり、判断したりするために時間と悩を使えるようにすることだ。

もちろん、勉強時間に充ててもよいだろう。

それが、上の人の仕事だと思うのだ。

頭が作業でいっぱいになっていると、考えたり判断することができなくなる。

今の上の人達の在り方は、間違っていると思う。

そしてその責任は経営陣にあることは明白である。

ま~それをちゃんと言えない、上の人達、もちろん私も言えないから、みんなの責任と言えばそれまでなのだが・・・

お金は出しても時間はくれない

経営陣の困ったところは、会社のお金を出して勉強できるんだから、有難いと思え・・・こんな感じのようだ。でもそれって実は無責任の極みだ。

何せ、勉強道具だけ押し付けて、それを利用する時間は与えないのだから・・・

今の上の人達が、毎週数時間を捻出するには、プライベートを削るしかない。

上の人達は朝は早いし、夜は遅い。

その上で、プライベートを更に削れという指示が出る。

どう考えても無理がある。

勉強時間の捻出

結局思ったのは、上に行けば行くほど、勉強は必要になるが、勉強時間は与えてもらえないということだ。

では、どうすればよいか・・・

やはり部下の育成がカギとなる。

今現状起きていることを全て任せることのできる部下を作っておく。

何かあれば全ての仕事をその部下ができるようにしておく。

そして、その部下に任せて空いた時間を勉強に充てるのだ。

それ以外に、勉強時間を捻出する方法は見当たらない。

そう、部下育成とは自分の時間を捻出するための最大の方法なのだ。

その練習を今のうちから練習しておく必要がある。

そして部下に気持ちよく仕事をしてもらえるような人間関係の構築を日頃から作っておくこと・・・

結局は勉強時間を作り出すことも、部下育成も、自分の成長も、部署の役割を果たすということも、全て繋がっているということなのだ。