チームプレーのポイント

様々なことが複雑になる一方の現代において、1人でできることはますます限られてきている。

そんな中で重要になってくるのがチームプレー。

チームプレーができるかどうかによって、事業が上手く行くか行かないか、大きく左右されることになる。

チームは即興で作られることが増える

クロスファンクショナルチームという言葉がある。

ある課題や新規事業立ち上げのために、各部署を横断して人材が集められチームが構成される。

人材の多くはその部署でも優秀と言われる人材。

役職は関係なく、上も下もない。

ただただ、ある専門的な知識を持ったスペシャリストを集めるのだ。

しかし、ただ集めれば力を発揮できるのかと言うと、決してそういうわけではない。

各々が、他の人と協力する、また各々がどんな仕事を与えられても基本的には気持ちよく引き受ける・・・そんな一見当たり前と思われることを忠実に実行できることが、その集団の個人個人には求められる。

いくら優秀な人材の集まりでも、チームの雰囲気を悪くしたり、協調性のない態度を取る人間がいれば、チームのパフォーマンスは一気に下がるからだ。

また、別にクロスファンクショナルチームと言わないまでも、様々な課題が次から次へと沸いて振ってくる現代において、スキルのあるもの、ないもの、もしくは年齢問わずにパッと集められて、そのメンバーで何かのプロジェクトに当たらなければならないことがある。

そんな時に必要なのは、各個人が何をやるか、明確に指示できるリーダーの存在が必要不可欠だ。

そのチームはあるイベントのための1日のために招集され解散するかもしれない。

しかし、その1日のために集められたチームだったとしても、準備は必要。

準備期間からできるだけ雰囲気よくチーム作りをすることが重要だ。

そして、個人の役割を明確にすること。

この2点だけやっておけば、そのチームは上手く行くはずだ。

そして、チームにはリーダーが必要で、そのリーダーは特に役職には関係なく、ただただ、チーム作りが上手い人材が求められる。

相手のことを気遣ったり、作業を細分化して役割を当て嵌めたり・・・そんなチームリーダーがいれば、様々な課題などや新規事業も、上手く成立させることができるのである。

もう1点、比較的優秀な人材ばかり集められて出来上がるクロスファンクショナルチームよりも、寄せ集めてできた即興のチームの力を発揮させるほうが、ある意味リーダーとしては、力の見せ所と言えるのかもしれない。

それを実現させた時、喜びを感じるはずだ。