0→1を乱発するのは・・・

以前にも話したが我が社の経営陣は、0→1を好む。

そして結果できた”1”については全く興味を示さない。

そして”1”を運用している社員を評価することはない。

社員からしたら、溜まったものではないのだが、これも狙いの1つなのかと思うようになってきた。

0→1を乱発することによる効果

0→1の仕事(例えば事業)を作り出そうとするとどうなるか・・・

まずは費用が掛かる。

しかし正直そんなことは経営者でもない私達社員にとってどうでもいい。

なぜなら、自分のお金ではないのだから。

どんな綺麗ごとを言ったって、それが逸話ざる本音だ。

問題は、0→1の仕事を作り出す過程、作り出した後、人材リソースを徹底的に割かれることだ。

何せ、この人材リソースには限りがある。

その限りある人材リソースを、0→1の業務に搾取されまくることになる。

これって、経営陣からしたら、全く関係のないこと。

自分で生み出したアイディアでも、作業やるのは下の人間。

上手く行かなければ、下の人間のせいとなる。

あんたらが考えたことを実行した結果なんだから、責任を取ってくれよ・・・と何度言いたくなったことか。

ただ、1個だけ。

70冊のお勧め本の1冊を読んで思ったことがある。

簡単に言うと、0→1の過程で人は成長し、例え失敗したとしても少なくとも経験値や知識、人脈は一気に広がり、ビジネススキルが上がるということだ。

もしかしたら、経営陣はこの効果を狙っているのだろうか・・・

ビジネススキルが成長しない典型の例として、ルーティンワークに終始するというものがある。

そしてルーティンワークを生業としている会社は、いずれ時代の変化に取り残され、最終的には廃業に追い込まれる。

世の中の流れについて行けず、世の中の人が欲している製品やサービスを、提供できなくなるからだ。

それを、経営陣はもっとも恐れているのだとしたら・・・

だから、一切の妥協を許さず、経営陣は0→1を乱発しているのだとしたら・・・

やり方は間違っている

経営陣の真意を私は知らない。

しかし、人材を成長させるための0→1乱発だとしたら、それはそれで納得がいく。

そして多くの社員は納得していない。

それは経営陣の真意を理解していないから・・・

この真意を半分でも理解できている社員がいなければ、この方程式は成り立たない。

社員は成長する前にリタイアしていくから・・・

方向性は合っている。

ただやり方が間違っているだけだ。

このやり方をフォローできるのは、この真意に気づけた人間のみ・・・

私は感情的には微妙なところ。

色々な仕打ちを受け続けてきたから・・・

どうしたものか、考えどころだ。