仲介者を通すとは・・・

ある意見があるとする。

その意見を経営陣や上層部に伝えたいとする。

その時に、自分が直接伝えられる場合と、伝えられない場合がある。

1番よいのは、自分で伝えることができること。

直接伝えられず、仲介者を通すということは、それなりのリスクが発生するわけで・・・

リスク

仲介者を通して自分の意見を伝えようとすると、どうしても真意が伝わらないケースがある。

いや、そのケースがほとんどと言っていいだろう。

なぜなら、仲介者と自分は同じ頭ではないから・・・

仲介者を通した時点で、どうしたって、仲介者の解釈が入る。

最初は言われたことをそのまま伝えようとするが、その仲介者が色々な質問を受けるうちに、自分の考えとは違う意見や考えを話し始めるなんてことはよくあるだろう。

とは言え、仲介者を攻めてはいけない。

その仲介者だって、経営陣や上層部に意見を言うということは、それなりのリスクを持った行為なのだ。

例え失敗したって文句は言えない。

むしろ、自分が経営陣や上層部に意見を言うポジションや勇気がないということを反省するべきところで・・・

まずは意見を言う立場になること

自分の意見を伝えたい人に伝える。

1番よいのは、自分がその伝えたい人に、意見を言える立場にいることだ。

それは役職かもしれないし、信用かもしれない。

この人の話しは聞くという、伝えたい人から見て、そのポジションにいること。

それが実は最重要なことなのだ。

それを仲介者を通してしか言えないという立場・ポジションにいるということは、まだ意見を言う資格がないとも言える。

もっと厳しいことを言うと・・・

もう少し厳しく言うと、自分の意見を仲介者に言ってもらう・・・それって味方によっては非常にずるいことなのだ。

なぜなら、意見を持って伝えるということは、それなりのリスクを持つということ。

そのリスクを仲介者に押し付けているわけだから。

そして、そのリスクを仲介者が引き受けて、伝えてくれた、結果、上手く行かなかったら、ダメージを受けるのはたいていの場合、仲介者だ。

意見を持った人間はにリスクが及ぶことはほとんどない。

もしくは、意見を持った人間にリスクが及んだ場合、その意見を持った人物が仲介者に恨みを持つ場合だってあるくらいだ。

これって、何のリスクも持たないまま、自分の思い通りに物事を動かそうとし、動かせなかったら仲介者のせいにする・・・とってもずるい行為なのだ。

だから、自分の意見を仲介者に託す時は、とても負担を掛けている、リスクを取らせているということを、自覚すべきなのだ。

かくいう私も、自分の意見を仲介者に託してしまったことが幾度となくある。

しかし、自分が託される側になった時、これってとんでもなく負担なことなのだ・・・と自覚するようになった。

これについては、今後も気を付けたいと思う。