離脱

どうしても、離脱されると困る部下がいる。

そして、その部下が体調不良で離脱。

困ったことになる。

属人化、二重化とは単なる上の理想論

誰かが欠けても、会社は回る、組織は回る。

だから誰が辞めても構わない状態にしておくことが重要。

上の人達は知ったかぶりをしてそんなことを言う。

確かに誰かが欠けても会社は止まらない。

動き続ける。

しかしそれは、ただ動いているだけ。

中身は確実に薄くなったり歪んでいる。

でも、その薄くなった部分、歪んでいる部分を残ったメンバーで必死にカバーして、上の人が表面上分からないようにする。

だからますます上はつけあがる。

しかし、中にはカバーできないものもある。

それは、圧倒的なスキルが必要なもの、特殊な経験値を積んだものだ。

そしてその能力が、会社の中枢であればあるほど、そのメンバーが欠けたときのダメージは大きくなる。

それも致し方ない。

会社がそういう風にしてきたのだから・・・

属人化の極みで作業させられていた部下の離脱は、誰もカバーできない領域に入っていた。

その領域を生み出したのは、今の経営陣。

私は全く絡んでいない。

経営陣が私を飛び越えてその部下に指示を出し続けていた。

そして、結果、この部下の離脱が現実となった。

誰もカバーすることはできない。

はてさて、いったい、経営陣の反応はどうなるのか?

怒り狂ったら・・・

ここで経営陣が怒り狂って私を攻撃してきたら、それはそれで楽しくなりそう。

私も自分自身がどういう反応をするか、楽しみだ。

きっと最初はすいませーん・・・という感じになるんだろうが、私もそれほど沸点は高くない。

キレるだろう。

そうしたら、どこまで言うか・・・

この件に関して、私は特に責任を感じていない。

私を介さずに指示を続けて仕事を増やし続けた経営陣の責任だと思っているからだ。

そして、その経営陣がその責任をどういう風に取り扱うか、私は観察するつもり。

あなたの行動、言動は、全て覚えておきます・・・とお伝えしようか。

そうすることによって、どんな反応になるのか?

私としては、経営陣が自分の責任として処理することが、経営陣を評価するただひとつの道。

自分の責任として処理しようとしなかったら、経営陣の評価はダダ下がり。

今も評価はしていないから、評価はマイナス、ストップ安。

そんなことを考えながら、経営陣がどんな反応をするか今から楽しみにしている。

何ともネガティブな話しになってしまうが、これはこれで楽しみにながらやっていきたい。