気づきと不快
1回目のコンサル会社によるヒアリングが終了。
なかなか不快な時間だった。
それはこちらが準備していったものが、ちょっと違うというもの・・・
いちいち直されたり、深堀されたり。
ま～コンサルってこんなものなんだろう。
膨大な時間を掛けて作った資料にケチをつけられる
コンサルトいうのは、最終的に、対象の会社が目的に沿って自走できるようになるために、協力するのが最大の使命である。
別にその過程において経営陣や従業員に嫌われても構わないと思っている。
だから言いたいことをズケズケと言う。
それは経営陣さえ言えないことを論理的に論破してでも、実行する。
なぜなら、それが顧客の利益につながることだと彼らは信じているからだ。
そうしないと、彼らに高いお金を払ってコンサルしてもらう意味はなくなってしまう。
一方、こちらはというと、ある日突然現れたコンサルに、こんな資料をこの期限までに作ってくださいと言われるわけだ。
そして、忙しい時間の合間をぬって、作成した資料に、色々とケチをつけられる。
自分で依頼した経営陣は当たり前と思っているこの行為、しかしこちら従業員からしたら、溜まったものではない。
だったら、最初からこういう資料を作成してくれよ・・・と思ってしまう。
そもそも、そんな細かいことを言うのであれば、もう1回、この資料の作成の仕方についての説明会を開いて欲しかった。
そのほうが、この資料作成をもっと精度の高いものにすることができただろうから・・・
どうせ時間を掛けて作らなければならないので、せっかく資料を作成するために時間を取るなら、できるだけ、方向性や効率化という枠を認識させてからこの資料作成に取り掛からせて欲しかった。
あ～でもない、こうでもないと言われ続けながら、私はコンサルの人の質問に答え、手直しをされ、不快な時間を過ごし続けた。
気付きもあった
一方、不快な時間を過ごす中で、コンサルの人と話しをする中でも気づくものがあった。
あ～、これはこう考えればいいのか・・・
あ～、こんなものを作っておけば仕事が楽になるのか・・・
・・・など、今まで気付かなかった、もしくは気付いていても面倒くさくて取り掛からなかったものに関して、これをやっておけば、部署としてらくになるな～・・・と思うものが結構あった。
これまで、自分の仕事の深堀というものをやってこなかった。
また、壁打ちするような相手もいなかった。
※壁打ちする相手はいたが、この議論に敢えて時間を取ろうという雰囲気はなかった。
だから、この部分を見落としてきたのだと思う。
たしかに、この資料を準備しておけば、結局は自分の部署のためになるという部分を私は見落としていた。
コンサルの方々と話す機会がなければ、私はこの部分に手を付けようとは思わなかっただろう。
時間を確保して自分の仕事や資料について、話しをする・・・というのは重要なのだと気付かされた。
今後もコンサルの人と話す機会はあるだろう。
その都度不快な思いをすることが出て来るだろう。
しかしその不快な思いと同じくらい、自分自身に気づきを与えてくれて、結果としては、私達の会社に財産を残してくれる・・・そんな思いを信じながら、コンサルの方々との時間を過ごしてみたい。