考えて作る

コンサル会社が入って作ろうとしているコンテンツがある。
全部署に関わるものだ。
コンサルは材料を欲している
当たり前だが、コンサル会社は調査する会社の情報を欲している。
その情報がないとコンサルできないからだ。
しかしその情報を得る手段というのは、調査する会社の、下の人間の協力が必要になる。
下の人間は業務で大変に忙しい。
その下の人間から協力を得て欲しい情報を得ることは、ありていに言えば至難の業だ。
下の人間が、上の人間がなぜコンサル会社を入れたのかを理解した上で、コンサル会社が望む情報を抽出してまとめて渡すという厄介な仕事が出て来る。
下の人間の納得感がないと、なかなか厳しい仕事だ。
だから、経営陣とコンサルがどれだけこのプロジェクトに下の人間を納得させられるかに掛かっている。
ただ、我が社の場合、経営陣は絶対なので、やるとなったらやらなくてはいけない。
納得感を得られるのは難しいところだろう。
やれと言われたから、仕方なくやる・・・それが下の人間の本音のところ。
だから、出てくる情報も、考え抜かれたものではなくなる可能性が高い。
コンサルとしては、その完璧ではない情報を利用し、出来る限り我が社のポテンシャルを引き出すことが腕の見せ所と言えるだろう。
コンサルに言われるが、自分の頭で考えて情報を出す
ただ、それでもコンサルに丸投げするだけだと、自分の力にも会社の力にも全くならない。
コンサルはあくまでも、やり方や考え方を教えてくれるのみ・・・
肝心の本質的な部分はやはり自分の頭で考える必要がある。
例えばコンサルは情報を整理するエクセルフォームを渡してくれる。
そして使い方を教えてくれる。
しかしその中身に関しては、作るのは会社自身だ。
それに、コンサルは考え方も教えてくれる。
こう考えてこういうアウトプットをすると効率的ですよと・・・
しかしその考えてアウトプットするという実際の作業については、会社自身が行わなければならない。
その、会社自身、自分たち自身が考えるという行為が1番重要なのだ。
その考えるということを続けて行けば、コンサルからもらったフォームは合わないかもしれないし、自分の考えを抽出の仕方は、コンサルに教えてもらったものだけでは足りないかもしれない。
その部分は、自分の会社に併せて、自分自身で考えて作る必要がある。
この考えるということを繰り返した結果、コンサルが去った後も、自走できる自分であることが、できるようになるだと思う。
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