使い慣れない業者対応

我が社にはよく仕事をお願いする業者がいる。

そんな業者は我が社のことをよく理解してくれていて、仕事も頼みやすい。

頼みやすい・・・とはいったいどんな意味なのか?

分かってくれる

ひと言で頼みやすいとは、我が社のことを分かってくれている・・・ということだ。

例えば我が社のハードウェアの状況、設備の状況、仕組、組織図、果ては人間関係・・・

様々なことを理解してくれていて、その上で仕事を引き受けてくれる。

だから安心して仕事を任せられるのだ。

また、もう1つ重要なことが・・・

指示や依頼内容が曖昧でも、ある程度は推測して動いてくれる。

もしくは、これって、こういうリスクがあるよ・・・と進言してくれる。

これは、これまでの経験上、こっちの指示が曖昧で、上手く行かないことがあり、それを経験値として持っているからこそ出て来るフォローだ。

仕事を進める上で重要なのは上手く着地できるかどうかということ。

この着地をするために動いてくれるのだ。

なぜなら、今後も取引が続くことを前提に仕事を請け負っているからだ。

着地を失敗し続ければ、いずれ、仕事が依頼されなくなることを、理解しているのだ。

ま~その優しさが、依頼主である私達の成長を妨げているということもあるのだが・・・

とにもかくにも、色々分かってくれている業者に仕事を依頼することは、安心するし、こちらの労力も使わなくて済むのだ。

一方で・・・

一方、あまり取引のない業者に仕事をお願いする場合、割と厳しいことになる。

なぜなら、分かってくれていないからだ、我が社の状況を。

だから、何かをお願いするときは、1から10まで、きっちりお願いしないといけない。

ま~そんな力が我が社にはないもんだから、トラブルが続出するわけだが・・・

分かってくれない業者に仕事をお願いするときは、気をつけなくてはいけない。

こっちがこう思っていたのに、着地したら、違うところに着地してました・・・なんてことだってあり得るのだから・・・

そして、何で着地が失敗したのか、多くの場合、上の者は分からない。

そして、失敗したという着地の結果だけ見て、騒ぎ立てる。

そりゃ~、取引のない業者にお願いするのって激ムズだからだよ・・・と言いたいところだが、言ったところで分かってくれるとは思えない。

だから、気をつけなくてはいけいない、分かってくれていない業者に仕事をお願いするときは。

そして、業者は悪くない。

全ては発注したこっちの責任になるのだ。

そのことを、理解しながら、業者は選定していかなければならない。