炎上案件のスタート

いよいよ炎上案件がスタートする。

これから、1か月程度は様々な問題が起こるだろう。

どんなことに気をつけなくてはいけないのか、今のうちに確認しておく。

起こることをできる限り可視化する

関わっている人数の多い案件で、たいていの情報はそれぞれの担当者の頭の中か、それぞれの担当者のパソコンの中に情報がある。

しかしこの状態だと、全体像が見えづらく、また問題が起こっているのか、課題があるのかが、担当者レベルでしか把握できないことになる。

この状態はまずい。

だから、何か問題が起こったり、課題が出てきたら、すぐにアウトプットしてもらう。

アウトプット先は統一して、全ての関係者がこの情報を確認できるところに置く。

また、その問題・課題の明細には、全て担当者を記載してもらい、記載された担当者が、責任を持ってその問題・課題に取り組んでもらう。

ただ、最初から、もしくは途中から、これって自分じゃないのでは・・・と思ったことに対しては、すぐに関係者の中で相談をしてもらう。

こうすれば、常に情報が可視化され、誰がどの項目の担当か、今現在どのようなことが起こっているのか、歩留まっているのかが分かるようになる。

それほど難しい管理システムは利用せず、Googleのスプレッドシートを利用して、管理は行う。

ただのエクセルだと、共有フォルダに入れておいても1人しか書き込めないが、Googleスプレッドシートであれば、複数人が書き込みできる。これが案外大きいのだ。

毎日30分、集まってミーティング

もう1点。

課題・問題が出てきても、担当者1人では解決できないことがほとんどだ。

それは、自分にスキルができなかったり、判断・決定する権限がなかったり・・・

だから誰かと話したいのだが、誰に話せばよいのか分からなかったり、その機会をうまく作れなかったり・・・

だから強制的に時間をロックする。

この時間帯に30分だけみんなが集まって、言いたいことを言う。

困っていること、課題・問題、何でもよい。

その場は、どんなことでも話してよい、雰囲気にすることが重要。

ま~、これが結構、難しいのだが・・・

ただ、言いたいことを言える場がないのは辛い。

だから、この状況を打破する意味でも、この毎日30分ミーティングは重要になる。

集まるのは大変だけど、ここの場まで頑張れば、後は言いたいことを言おう・・・と区切りにもできる。

ま~、どこまでうまく行くかは分からないが、まずはこのやり方で案件をスタートさせる。

うまく行かない時は、また考える。