「紙派」vs「電子派」・・・社内SEである私個人の結論

今、流行りのテレワーク。
テレワーク推進に当たり必ず行わなければいけないことがある。
「ペーパーレス化」
紙をなくして、電子化するという作業だ。
紙の資料保管には限界がある
我が社はこれまで、見まごうなく紙文化。
何をするにしても、紙で回覧、紙で保管、それにはんこ・・・
ロッカー、倉庫、机周辺、紙の資料で山になっている。
つまり・・・
この状態ではテレワークには移行できないことを意味する。
だって、紙を自宅に保管するわけにもいかないし、持ち出せる資料なんて、ごく僅か。
機密文書の持ち出しは基本的にご法度だ。
だから、このおびただしい膨大な資料を、スキャンしクラウドに乗せ、パソコンでひょいとアクセスする環境がなければ、テレワークなど夢物語・・・
この作業、そして脱紙の意識改革が、テレワーク推進の第一歩となることは間違いない。
紙は不要にはならない
ただ一方で・・・
私個人としては、実は全てを電子化して仕事をすることには限界を感じている。
パソコン、iPad、ApplePencil・・・仕事を電子化するための道具は自腹で揃えているが、それでも私にとって紙は必要存在だ。
例えば・・・
〇印刷をして紙で読んだ方が、理解や覚えが早い
〇紙は並べて確認することができる
〇電子だと埋もれて忘れることもあるが、印刷してクリアファイルに入れておけば、結果として作業漏れをなくすことができる(全て印刷すると紙に埋もれるが・・・)
・・・etc
特に紙の方が理解や覚えが早いというのは、これまで紙で勉強・仕事をしてきた経験というか、積み重ねが、大きいと思っている。
これはあくまでも私の話し・・・他の人がどうかは分からないし、デジタルネイティブ世代となれば、紙より電子の方が理解や覚えが早いといった人たちも出て来るだろう。
要は紙だろうが電子だろうが、自分にとって、仕事を早く終わらせるにはどちらが良いのか、またこの場面ではどちらを選択した方がよいのか・・・自分自身で理解しておけばよいだけなのである。
ただの道具、ただの選択
紙だろうが、電子だろうが、結局はただの道具。
そして道具というのは場面によって使い分けが必要。
やがて紙で保管する時代は終わりが来るだろう。
一方、仕事を早く終わらせるには、紙で印刷したほうが効率がよいのであれば、迷わず印刷するべきだ。
この場面は紙なの?電子なの?自分で判断、選択できればいいのである。
テレワーク、ペーパーレスの波から、やがて会社から言われることがあるだろう。
「その印刷、コピーは何のために必要なの?」
その時、
「より早く、他の社員の方へ説明するため、また情報共有を図るため、どうしても必要な紙の資料となります。経費を掛けるだけの価値があるものとなります。」
そのように、なぜ紙が必要なのかを自信を持って説明できるようになることが、必要なのである。
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