資格取得が実務とリンクし始めた

6月~9月、3か月掛けて、3つの資格を取得した。

MOS(エクセル)、日商簿記3級、ITパスポート・・・

難易度は置いておいて、社会人となり、日々仕事をしながら勉強して取得するのは大変厳しいものだった。

しかし、当初の目的通り、資格を取得したことによって、今、自分が仕事をしている内容と、リンクし始めた。

もし、資格取得のための勉強をしていたからこそ、理解できていない、考えるベースがない、会話について行けない・・・というケースが解消され始めている。

PPM分析

いきなり経営陣の1人がやってきて私と部下2人の前で、

「ポートフォリオって考え方があるんだけど・・・」

と話し始めた。そして、

金のなる木・・・だの

負け犬・・・だの

問題児・・・だの

話し始めた。

これって、部下はポカーンとして、ただうなずいて話しを聞いているだけだったが、私は何を言わんとしているかが何となく分かった。

これ、PPM分析の話しだ・・・と。

※PPM分析(プロダクト・ポートフォリオ・マネージメント)

どの事業が利益を生み出しているか、どこの事業のどの部分に資金を投入していくべきか、全体の資金・人材の配分をどのようなバランスで配置するか・・・

こんなことを考える分析手法だ。

ま~、言葉の意味を知っているという程度で、中身については詳しく分からないが、この言葉の意味と内容を知っているだけでも、経営陣が何を言いたいかは、よく分かった。

そして、この経営陣も、私たちに上手く伝えることはできていなかった。

頭の中で整理できていない感じだった。

恐らく、PPM分析という考え方をどこからか仕入れてきた。

だから、この言葉を使ってみたかった。

それを、情報システム部門が取り組んでいることに、置き換えたかった。

しかし、上手く、例を示せないものだから、PPM分析というものをまるで分かっていない部下はポカーンとうなずきながら聞くしかなかった。

経営陣も、まだ発展途上で、このPPM分析を使ってプレゼンしたり、使いこなすことはまだできないようだった。

ただ、このPPM分析の勉強をしていた私は、何となく経営陣の言いたいことが分かったというものだった。

ITパスポート

PPM分析のことを、私はITパスポートの資格取得の勉強をする過程で学んだ。

なるほど、こういう考え方があるのか・・・と。

PPM分析って、負け犬だの、金のなる木だの、問題児だの、花形だの・・・最初、こんな面白い言い方するんだ~と、興味を持った。

覚えるのは大変だったが、暗記というより、グラフで覚えた。

市場占有率と市場成長率の組み合わせの話しだ。

この軸で、経営陣は話してはいなかったけど・・・どの分野にも応用できるということだろう。

リンクすると楽しくなる

確かに資格取得は、合格証書をもらうためだけに勉強したのでは意味がない。

どれだけ、自分自身のプライベート・仕事に生かせるかだ。

大変な思いをして取得した資格だが、その勉強と実務がリンクした瞬間は思いの外、快感を感じる。

きっと、今後もこのような機会が出てくるだろう。

ただ気をつけなくてはいけないのは、知ったかぶりをしないこと。

資格を取得したからって、まだまだその知識を使いこなしているわけではない。

だから、これってこういうことですよね~と、得意気に話していると、嫌な奴だと思われる。

快感は心の中だけに閉じ込めておき、TPOを考えた知識のアウトプットを心掛けていきたい。