準備が8割

最近、自分でも準備不足だと思うことが増えてきた。

これまでだったら、こんなに準備をせずに望んだことがなかったのに・・・と当日思うことが増えてきた。

ま~、日頃から機材や知識の準備をしていて、だんだん経験が積まれてきたから、何とかなると思うようになってきたことも一因なのかもしれないが・・・

もちろん、これはよくない傾向・・・

ではどのようにすればよいのか・・・

初心を思い返す

今一度、初心を取り戻すことは必須だろう。

何せ、私は仕事が全くできなかった人間。

そんな人間が当日や本番の際、つつがなく物事を完了させるには、準備しかない。

準備8割という言葉の通り、仕事はどれだけ準備できるかで勝負が決まる。

準備をし過ぎて、費用対効果が悪化する・・・なんてのは、仕事を超一流にこなせるようになった人間だけが考えていいことなのだ。

ま~超一流の人間こそ、準備はしっかり行っていると思うが・・・

私は仕事ができなかったから、とにかく考えられる限りの準備をするくせをつけていた。

機材の準備、チェックシート作成を元にした当日のシミュレーション、そのシミュレーション中に誰かの力が必要な場面が出てきた際は、その人に当日連絡が取れるかどうかの確認作業・・・

ま~そんな無数の準備をすることによって、やっと人並に本番当日の仕事をこなすことができるようになったのだ。

これについては、正直端折りようのない、作業だった。

この準備のおかげで、今では様々なことに気が付くようになったと言っても過言ではない。

準備についてはあきらかに周囲の人よりもレベルは上。

当日の仕事の質、成果については置いておいて、ま~それでも、思いっきり失敗した・・・という経験はあまりない。

それは、私が仕事ができな過ぎて、せめて準備だけは徹底しようという意識を、若いころから持っていたからなのだろう。

その気持ちを忘れかけている

しかし最近、仕事に対するモチベーションが、会社への不信感という理由で、準備を怠る場面が出てきた。

これは、自分にとって非常にまずいことだ。

こんなことを続けていたら、自分自身の社会人の価値は真っ逆さまだ。

もう1度思い出す必要がある、あの当時の、仕事ができなかった自分の気持ちを。

仕事ができないということは、想像以上に苦しいこと。

周囲からの目が気になる。

こいつはこんなことも知らないのか・・・というあの他人の目の恐怖。

それらを回避するために、必死に準備を重ねたのだ。

今のままだと、あの当時の自分に逆戻りだ。

今一度、考えを改める必要がある。

仕事ができなかった自分の気持ちは、一生忘れてはいけないのだ。