60点で行ってみる・・・

今の世の中はVUCAの時代。

つまり、変化が激しく、曖昧で、不確実で、不安定な世の中・・・

勉強している経営陣だって、正解なんて分からない。

ただ1つ言えることは、このまま何もしなければ、会社はいずれ倒産するということだ。

世の中は変化している。

その変化に会社を合わせて行くのが経営陣の仕事。

その変化に会社全員が力を合わせてついて行けるかどうか・・・ここに会社の存続できるかどうかは掛かっている。

今の我が社には、残念ながら、会社一丸となって・・・という意思はない。

経営陣と現場の意識の違い・・・

どうしようもない溝がある。

このままでよいわけがないのだが。

では、現場の1人として、自分はどんな行動を心掛けて行けばよいのだろう?

60点で提出する

このVUCAの時代、正解なんて分からない。

自分も経営陣も分からない。

そして、何かのアウトプットを求められる。

その時、完璧を目指さないようにする。

それが1番重要なのだ。

これまでも、何度も話してきたように、自分が完璧だと思って作った資料が、けちょんけちょんに駄目出しされることなんて山ほどある。

むしろ、1発で正解を求めようとするから、おかしなことになる。

ここには周囲の社員、経営陣の思惑、自分自身の力量・・・色々な要因が重なる。

だから、自分がアウトプットしたものなんて、評価されるわけがない。せいぜい、叩き台にされるのみだ。

むしろ経営陣は叩き台を待っているのだ。

考えるための土台が欲しいのだ。

本来は経営陣自ら叩き台を作ればよいのだが、如何せん、経営陣には時間がない。

だから、叩き台は自分の部下達に任せ、自分達は、1番重要な判断に力を注ぎたいのだ。

そして、その判断をするのに、部下から上がってきた叩き台だけでは足りないと思った時、部下達に対する壁打ちが始まるのだ。

部下達はそれに耐えられず、愚痴を言う。

こんな負のスパイラルに陥っているが、経営陣が中でも最も嫌うのが、時間が掛かり過ぎることだ。

経営陣は時間を何よりも大切にしている。

1年掛けて出て来る90点の資料よりも、1日で出て来る60点の資料を求めているのだ。

そして、その資料を元に部下を追求し、部下が手直ししてくれば、結果、より早く成果物が出て来るというわけだ。

最近、経営陣の追及を恐れるあまり、またアウトプットのスピードが落ちていた。

結果として、自分の評価は下がる一方。

ま~自分に実力がないのが1番だが、とりあえず60点で行ってみる・・・の精神を思い出し、スピードを意識したアウトプットを心掛けたい。