業者さんからの挨拶

我が社の経営陣宛てに、業者さんからご挨拶したいとの打診があった。
いつもお世話になっている業者さん。
もし、このご挨拶に同席できるとすれば、この業者さんがどれだけ大切で、どれだけ、我が社のために動いてくれているか、経営陣に対してアピールするチャンスだ。
業者さんのアピール
今の時代、作業やタスクという観点で見れば、同じようなことができる業者さんは、複数社いる。
だから、どこにお願いするか・・・というのは、取引状況や、こちらの会社の環境や状況を理解してくれている業者さんにお願いできるのが、担当者としては1番良い。
また、私たち担当窓口が置かれている状況、スキルレベルに合わせて相談に乗ってくれる業者さんが望ましい。
そして、今回ご挨拶の打診のあった業者さんも、これらを充分に満たしてくれている業者さんであるから、経営陣に、この業者さんがどれだけ我が社に必要な存在なのか、どれだけ貢献してくれているかを、私自身からも経営陣にアピールする必要がある。
言ってみれば、業者さんの重要性を私が経営陣に三者面談の中でプレゼンできれば言い訳だ。
なぜアピールが必要か・・・
経営陣というのは、案外、業者さんの存在、重要性を分かっていない。
それはそうだ・・・細かいオペレーションレベルのところは経営陣の預り知らぬところ。
経営陣が表面的に確認できるのは、定量的にはかれる、作業見積もり・・・その程度だ。
実際の重要性は、担当者でないと図ることはできない。
そして、その定量的以外の定性的な内容を、いかに具体例を持って説明できるか、これにプレゼンの成否は掛かっている。
とにかく、この業者さんを手放したくない。
なぜこんなに焦っているかというと・・・
経営陣も、付き合う業者さんを選別している。
この業者さんに仕事をお願いすることが、将来に渡って我が社にとって有用なのか・・・と。
それなのに、経営陣が図る物差しとしては、作業見積もりと、取引状況くらいがせいぜいだ。
こちらの担当窓口の状況を的確に理解し、気の利いたサポートをしてくれている・・・などという定性的な情報は、経営陣の預り知らぬところなのだ。
何もしなければ、この定性的な部分をアピールすることはできない。
だからこそ、この部分を私がフォローする必要があるのだ。
この業者さんは、どれだけうちの会社のことを考えて提案してくれるか・・・
実作業の際、どれだけこちらに合わせて作業してくれるか・・・
作業当日、トラブルや確認不足で起こったときの、業務範囲外の対応・・・
こういった、数字には見えない部分をいかに、こちらの事情に合わせて動いてくれるか・・・
それが、私にとってどの業者さんにお願いしたいかを決定する、1番重要なことなのだ。
経営陣と担当窓口・・・業者に対する思惑はそれぞれだが、どれだけその業者さんが必要かをアピールするのは、担当窓口にしかできない、調整事項なのだ。
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